『三酔人経綸問答』(中江兆民著、岩波文庫)を読む。
明治20年に出版。その時点における日本の政治の基本線を明らかにしようとしている。酒好きの南海先生のところに、二人の客が訪れる。一人はスマートな風采で、言語明晰な哲学者「洋学博士」。一人はかすりの和服を着た壮士風論客「豪傑君」。三人が、酒を飲みながら政治談議をするという設定。
洋学博士は、西洋近代思想を理想主義とする。豪傑君は、他国(たぶん中国を指すのだろう)へ侵略して国力を高めていく膨張的国権主義を説く。南海先生は、時と場所を考えながら慎重に判断していくべし、という現実的主義的スタンス。
架空の人物三人が酒に酔いながら対話し議論を深めていくという手法がユニークである。当時の読者にとってもこの形式なら読みやすかったのではないか。
ちょうど読み終えた日に、TさんとSkypeで「エネルギーを消費しない仕事スタイル」について1時間強、超マジメに議論をした。次回は2週間後の予定。飲みながらやってみようかな?(笑)
明治20年に出版。その時点における日本の政治の基本線を明らかにしようとしている。酒好きの南海先生のところに、二人の客が訪れる。一人はスマートな風采で、言語明晰な哲学者「洋学博士」。一人はかすりの和服を着た壮士風論客「豪傑君」。三人が、酒を飲みながら政治談議をするという設定。
洋学博士は、西洋近代思想を理想主義とする。豪傑君は、他国(たぶん中国を指すのだろう)へ侵略して国力を高めていく膨張的国権主義を説く。南海先生は、時と場所を考えながら慎重に判断していくべし、という現実的主義的スタンス。
架空の人物三人が酒に酔いながら対話し議論を深めていくという手法がユニークである。当時の読者にとってもこの形式なら読みやすかったのではないか。
ちょうど読み終えた日に、TさんとSkypeで「エネルギーを消費しない仕事スタイル」について1時間強、超マジメに議論をした。次回は2週間後の予定。飲みながらやってみようかな?(笑)