物部の森

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日記風に書いてます。

【書籍】新・堕落論

2012年08月06日 | Weblog
 『新・堕落論』(石原慎太郎著、新潮新書)を読む。

 昨年の東日本大震災発生の際、「日本人の我欲に対する天罰」と発言し大顰蹙をかった後書き下ろされた。タイトルはもちろん坂口安吾の『堕落論』のオマージュ。堕落論の中で坂口は「(堕落は)世相が変わったので人間が変わったのではない」と書いたが、石原に言わせると、「今の日本の変化にはそれが当てはまらない。敗戦から65年の歳月を経て、この国は人間そのものの変質が露呈してきている」と述べている。
 80歳になっても、昔と言ってることは変わらない。日本の核保有や若者の兵役など、到底実現し難いようなことも頑固に主張する。つまるところ「日本はもっと強くならなくてはならない」という基本スタンスが根底にある。
 経済という世界に誇るべきアイデンティティが崩壊し、国として次のフェーズが見出せていない日本。そして私自身は人生の後半戦に突入している。年とともに、自分の気持ちの中で、筆者の主張に賛同できる割合が増えてきているのは事実である。愛国心がより芽生えてきているのだと素直に喜びたい。
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