タカネハンショウズルを訪ねた上林森林公園から皿ヶ嶺に登りたいところでしたが、残念ながら今回は時間がなかったのでそれは諦めて、許される1時間程の時間でここの北面の急斜面に開けているお花畑を歩くこととしました。主たる目的はもぅ咲き始めているであろう四国特有のトリカブトであるシコクブシ(四国附子、キンポウゲ科トリカブト属)に逢うこと。トリカブト以外にも多くの初秋の花々にも出会えました。〔9月22日(火)〕
↓ 沢山の花が集うように咲いたシコクブシに出逢えました。「附子(ブシ)」はトリカブトの中国名とのこと。
↓ 麓から仰ぎ見たこの日の皿ヶ嶺連峰の上空にはうろこ雲が広がっていました。
↓ この日シコクブシと共にお花畑の主役の座にあったのはハガクレツリフネ(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)でした。
↓ お花畑の至るところで群落をなしてハガクレツリフネは咲き誇っていました。
↓ 名前の通りこのツリフネソウは葉の下に隠れるようにして花を咲かせています。ソハヤキ(襲速紀)要素の花で、南紀~四国~九州にだけ分布する花です。
↓ イシズチアザミ(キク科アザミ属)の花がかろうじて残っていました。
↓ お花畑の広がる皿ヶ嶺への登山道の沿道
↓ モミジガサ(キク科コウモリソウ属)の花も盛んに咲いていました。
↓ この日のお目当てのシコクブシは、昨年に比べて早咲きで登山道沿いにオンパレード状態でした。
↓ 四連休の最終日で、この花を目的にここへ来ている観光客の姿もありました。纏まって咲く稀有なところかも知れません!
↓ シコクブシと同じ仲間のレイジンソウ(キンポウゲ科トリカブト属)も咲いていました。
↓ オオバショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)を見付けることが出来ました。
↓ ヒカゲミツバ(セリ科カノツメソウ属)がまだ咲き残っていました。
↓ 風穴にオタカラコウ(キク科メタカラコウ属)が咲いていました。
↓ 上林森林公園から見上げた空にもうろこ雲が広がっていました。