物心ついて表層記憶脳情報を蓄え人類歴史を学び始めた頃 私の心魂は憂鬱な帳に閉ざされていった。物心つく前の心魂の輝きに満ちた躍動は影を潜め 天の岩戸隠しのように私の心魂は化石化を強いられたのだ。
あの頃 薄れゆく心魂の輝きの中で 表層記憶脳構築(洗脳)されつつも 私は別次元での光輝くイメージを反芻していた。それは残酷な地球歴史とは対極のパラダイスへの憧憬であった。
そうした両極端な情報の存在を懸けた闘いの中で 私なりの『自然クライン環』イメージは強靭なクライン流動を起動することに成功したようである。やがて間もなく『天戸開き』は起きる。漸くにして『人』の歴史が始まるのだ。