6月7日のNY金は3営業日ぶりに反落した。カナダ銀行(中央銀行)が大方の予想を覆す利上げ再開を公表し、世界的な物価上昇圧力の根強さが改めて意識された。来週の会合で利上げの一時休止を見据える米連邦準備理事会(FRB)もいずれ追加利上げを迫られるとの思惑が強まり、米国債は売りが優勢となり長期金利は上昇。NY時間の午前10時の発表後に、NYコメックスでは売りが膨らみゴールドは20ドルほど水準を切り下げた . . . 本文を読む
イースターの連休明け4月10日のNY金は3営業日続落となった。
NYコメックスの通常取引は前営業日比22.60ドル安の2003.80ドルで取引を終えた。注目の3月の雇用統計は、雇用者数の伸びは鈍化したものの予想を小幅に下回る程度にとどまる一方で、失業率が予想外に低下し引き続き歴史的にも低水準を維持するなど米労働市場が引き続き堅調に推移していることを表した。
結果を受けて先週発表された経済指標の . . . 本文を読む
週明けの市場はNYの早朝の時間帯にあたるが、欧州市場で前週末に下げが目立っていたドイツ銀行株が上昇するなど、信用不安の拡大懸念の後退が確認され金市場は売りが先行する流れが続いた。
安心感をもたらしたのは、26日米連邦預金保険公社(FDIC)が、経営破綻した米中堅銀行シリコンバレー銀行(SVB)について、米地方銀行ファースト・シチズンズ銀行が一括買収で合意したと発表したこと。前日25日には、ブル . . . 本文を読む
先週末17日に通常取引が50.50ドル高の1973.50ドルで終了したNY金。週足では116.10ドル高、5.4%の上昇と、値上がり率は20年4月以来の大きさとなった。
先週末17日のNY金はNY時間外のアジア午後からロンドン、NYの早朝まで1930ドル台半ばの横ばいで推移した。動意づいたのがNY株式市場の通常取引前のプリマーケット(時間外取引)の時間帯。金融株の下落が目立ったことに反応したも . . . 本文を読む
1月18日のNY市場の金価格は続落した。朝方発表された12月の米生産者物価指数(PPI)や同小売売上高などがインフレ鈍化と景気減速を示したことから、米国の利上げサイクルの終了接近をイメージさせ、一時ドルが全面安となった。米長期金利も一時昨年9月以来4カ月ぶりの低水準(3.369%)を付けるなど金は買われやすかった。
NY金は一定の売りを消化しながら水準を切り上げ、午前の中頃には昨年4月25日以 . . . 本文を読む
昨日20日のNY金は、反発ということになった。NY時間外アジア時間の日銀サプライズで対円でのドルの急落が他の主要通貨にも広がり、一時はドル全面安状態になったことで起きた金市場での買い優勢の流れは、そのままNY時間にも引き継がれた。
ドル指数(DXY)は取引開始時の104ポイント台後半から1ポイントほど下落し、ファンドの金買いを促すことになった。その後の時間帯には、俄かに表れた新たな流れへの警戒か . . . 本文を読む
本日は何といっても日銀(Bank of Japan、BOJ)の金融政策決定会合。まったく無風が想定されており、ノーマークだった。結果は報じられているように、緩和策を修正するサプライズとなった。
長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用を一部見直し、長期金利(10年債利回り)の許容変動幅をこれまでの上下0.25%程度から同0.5%程度に拡大することを決めた。早い . . . 本文を読む
先週末10月21日のNY金は、一時1621.10ドルと直近20年4月以来の安値となっていた 9月28日のザラバ安値1622.20ドルを下回った。そのまま1600ドル割れを試すかに見られたが、1620ドルのラインは意外に堅いという結果となった。その後、後述する米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が流した米連邦準備理事会(FRB)の利上げ減速観測を手掛かりに反転し、プラス圏で終了し(21日清 . . . 本文を読む
前日18日に一時4.061%と13日に米消費者物価指数が予想比上振れで乱高下した際に付けた4.073%に迫った米10年債利回りだが、4%を上回る利回り水準では買いが入りやすく、それ以上の上昇は抑えられていた。
さらに週明けの市場の乱高下を懸念した英中銀イングランド銀行が、資産買い入れプログラム(量的緩和策)で購入した英国債の最初の売却を11月1日に実施すると発表。予定では最初の売却は10月31日 . . . 本文を読む
前日は、英中銀Bank of England(BOE)が市場安定化に向け同国の20年物など超長期国債の一時買い入れ開始を発表。当の英国債はじめ米国債利回りも急落(国債価格は急伸)となったが、29日の市場は、やや落ち着きを取り戻した。英ポンドは(1ポンド=)1.1123ドルと、前日の1.0891ドルから大きく上昇。1日としては2020年3月以来の大幅な上昇率(2.1%)に。週初には1.0349ドルと . . . 本文を読む