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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ロング整理の押し目はどこまで

2016年07月07日 23時49分45秒 | 金市場


さてBrexitと、その余波に目を奪われていたなら、この間に発表された米国関連の指標が、おしなべて良かったではないか・・・・という感じ。良くても当面利上げはないよ~~~というのが足元の市場コンセンサス。

昨日までの注目指標の中で、ISMの製造業も非製造業も両方とも予想以上に結果が良かった。あの5月の雇用統計は、何かの間違いだったのだろうというのが、米国関連指数となってきている。

今夜のADPの民間雇用調査は、民間雇用者数の増加が市場予想16万人増に対し、17万2000人となった。もっとも、このデータの数値が本番の雇用統計の結果を示すものではなことは、前回の民間雇用者数が17万3000人の増加となっていることからも明らかだろう。3万8000人増とのギャップが大き過ぎるのは否めない。先週の新規失業保険申請者件数も25万4000件と、予想の26万6000件を下回ったばかりでなく、足元の米労働市場が好調に推移していることを表している。

つまり明日発表の雇用統計が予想を大きく上回る可能性もあるが、果たしてどうなるか。一昨日来たように空前の買い越し残を抱えている金市場故に、結果が良ければ買い残整理の市場環境が生まれそうだ。しかし、繰り返すが、それはロング整理のいい機会ということになる。1377.50ドルまで上値を伸ばした相場の押し目が、どの程度となるか。1350超はまだこなれていないが、クリアした1300ドル台を維持すれば、次のスタート地点は高くなる。









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