亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ハリケーン「カトリーナ」

2005年08月29日 09時10分33秒 | 金市場
(8:45)フロリダからメキシコ湾へ抜けルイジアナを目指し猛進するハリケーン「カトリーナ」でWTI原油は時間外取引で70ドル突破。危険度ランク5(最高ランク)で、なんと風速70メートルと伝えられている。ルイジアナでは47万人に避難命令。地球温暖化の影響と見られるハリケーンの大型化が評判になって久しく、この規模のものは以前もあったが、今回注目されているのは(言うまでもなく)原油価格が新高値圏にあるというそのタイミング。石油施設が集中する地域だけに、どうしてもその影響を相場は織り込もうとする。足元で金価格もスポットで3ドル近く上昇している。以前書いたが、こういう状況の際にそれにぶつける形でNYコメックスの買い残整理が進むということも(まぁこの後の状況を見てみないと何とも言えないが・・・)。

今回のハリケーンでもうひとつ注目されているのは、保険会社の保険金の支払額も最高になるのではという見通し。92年のハリケーン「アンドリュー」との比較で伝えられているのを目にした(ブルームバーグ)。保険会社の株は売られるのだろう。
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