亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

感謝祭で一応静かではあるけれど

2010年11月26日 19時59分41秒 | 金融市場の話題

SOUNDS OF ARTILLERY FIRE HEARD OFF SOUTH KOREA'S YEONPYEONG ISLAND - REUTERS WITNESS

本日の午後にこのようなニュースが流れ、アララという感じだったが、結局伝えられたことに間違いはなかったものの、北朝鮮領内での演習と見られることが判明。これも示威行為のひとつなんだろうが、紛らわしいことをスナ!という感じ。この問題は、言うまでもなく28日から米韓合同訓練に対する反応に関心は集中。

 

感謝祭の休日で全般は静かな展開だが、ユーロ圏では引き続き債券相場が波乱の展開。銀行の不良債権を背景とするアイルランド問題は、当時から指摘されてきたことだが、例の「ストレス・テスト」の信頼性が揺らぐ事態でもある。波及して売られたポルトガル、スペイン国債に関しては、ギリシャ危機的な色彩の濃いポルトガルに対し、域内では今回のアイルランドに対したように早めの支援要請を促す動きがあるとのこと。スペイン国債は国内銀行を通じ半数は国内で保有されているが、ポルトガルの場合は80%が海外勢の保有となっており、基盤が弱い。ポルトガルについては、来年春まで規模の大きな借り換えの必要はないらしいが、調達コストが上がっており、すでに3年債など今年の5月のギリシャ危機時に設けられたユーロ安定基金の5%程度の貸出金利の方が低利になっており、支援要請が現実的ということらしい。

 

ユーロ圏の危機は、連鎖をどう防ぐかという市場心理との闘いでもある。感謝祭で静かではあるが。。

 

以下、24日更新。

 

http://special.reuters.co.jp/contents/insight/

 

 


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