亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

昭和32年以来初めての・・・・・

2010年11月18日 22時50分47秒 | 金市場

昨夜は、年間数回開かれる銀行、商社、専門商社など主に為替ディーラーを中心とした飲み会の年内最後(自動的に忘年会)の集まりだった。当方はディーラーではないが4年ほど前くらいだろうか、声が掛り毎回とはいかないものの顔を出させてもらっている。昨夜は隣が穀物担当の伊藤忠のKさんだったが、最近のトウモロコシや綿花などの話に加え用船料の値動きの特徴やレートの種類などの話が面白かった(話にあったいくつかの用語も覚えた)。

 

たまたま先週の金曜日に穀物動向に詳しいユニパック・グレインの茅野さんと飲む機会があったので、その時に聞いた話との関連性もあり、フムフムフム、グビグビグビ・・・・と。食糧の世界も情報操作というか出し渋りというか、駆け引きがいろいろあるようで。茅野さんなど米国農務省(USDA)の公表データに疑義があり自分で現地アメリカに飛び(すごいねぇ)、自分の目で見て疑問を感じ、質問状をUSDAに送ったら(来ないと思った)返事が来たとのことだった。

 

その早い忘年会にて「ツイッターをなぜやらないか?と周りから問われ、当方なりの理由を語ったところ簡単に論破され(多勢に無勢か)、当方のシステム上の誤解にも気付き、ほな始めましょうということになりました。松ッつあん、どうもです。ツイッターは豊島さんのところが賑やかなのは知ってはいるんですけどねぇ。

 

さて、昨夜はPPI(生産者物価指数)について書きましたが、本日はCPI(消費者物価指数)。なんと低迷が続いていたのはこれまでどおりだが、とりわけコア指数。エネルギー・食品を除いた物価は、7月以降前月比横ばい(±0%)、つまり変らず・・・・といっても報道される数字は実は四捨五入されているので(あまり意味はないが厳密には)-0.01%だった。これを前年同月で見ると+0.6%となるが、これがこの統計が取られ始めた1957年(昭和32年)以来の最低値。バーナンキ議長、心中穏やかならず・・でしょ、これは。

 

いずれにしても、こうした状況のなかでFRBが手を緩めるわけにはイカナイということは、工業用需要に関連するものは別として、金価格のサポート要因であることに変化なし。ただ、相場の綾(あや)で目先の買われ過ぎ、売られ過ぎの起きるのはいつもながらの現象ということ。

 

明日は中野サンプラザ(小教室)、(ここでなんと1週間前告知の)夜の部やります。


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