昨日予定されていたバーナンキ議長の講演。カンザス連銀主催の会合でのもので、「米経済はわれわれが望んでいる状況から程遠いことは依然明白」としたと伝えられた。先週末の雇用統計を受ける前から内容は固まっていたと見られるが、それでもあの数字は配慮せざるを得なかっただろう。
その話は別として、講演後の聴衆との質疑応答で、各国中銀の金融政策について聞かれて「より力強い金融市場と輸出拡大を通じて、他国に追加 . . . 本文を読む
雇用統計のサプライズを受けて上がった週末の金価格だが、中身はカラ売りの買戻し、すなわちショートカバーで新規資金が入っていないだけに今夜はどうなるかと見ていたが、NYに入り売り先行で進行中。もともと雇用統計は振れが大きいデータなので、結局は1ヵ月後の4月のデータをみようということだろう。
本日は、バーナンキ議長の講演が予定されているが、内容は従来と大きな変化はないのではないかと思う。10日に公開が . . . 本文を読む
先月そして今月と原稿書きに追われて、野球もあまり見る機会がない。
しかし、(少し古い話だが)先週の土曜日3月31日のヤクルト、阪神戦の3戦目に神宮球場へ参戦!・・・というのも高卒ルーキー藤浪が予告先発ときいて、さっそくチケットをチェック。空いていたのでゲット。
190センチ以上の上背から投げ下ろすマックス150キロ以上の速球は、威力あり。立ち上がりはさすがに緊張気味なのかやや制球に難あり。それ . . . 本文を読む
さて3月米雇用統計だが、8万8000人は、どう取り繕ってもサプライズだった。19万~20万人の予想からの落差は大きい。全般的には1月が11.9万人から14.8万人に、2月が23.6万人から26.8万人にそれぞれ上方修正されたことで、多少はカバーされたということか。
雇用統計自体が遅行指数と呼ばれるが、遅れて景気実態を表す傾向があることから、12年10-12月期のGDPがプラス0.4%と冴えなかっ . . . 本文を読む
報じられているように日本銀行は、新執行部の下で初めての金融政策決定会合を開き、黒田総裁自身が量的にも質的にも「異次元の政策」と呼ぶ政策を発表。マネタリーベース(日銀が市場に流すお金の量)を2年で過去最大規模の130兆円分増やし、2倍の規模にするというのが骨子となっている。想像を超える規模のカネのばら撒きで、(消費をそしてビジネスを回し閉塞感を打ち破り)インフレ期待を盛り上げようというもの。これまで . . . 本文を読む
さて新総裁の下での日銀の最初の金融政策決定会合。結果発表の前と後でドル円が一気に居所を変えたが、それに呼応する形で国内の金価格も大変動の一日となった。発表された日銀の政策についてはメディアに詳しいので割愛。本日のTOCOM(東京商品取引所)の金価格は、一昨日からドル建て金の値動きが大きくなっているところに加え、さらにドル円の動きが金の値動きを加速した。
本日の午前は日銀の政策会合の発表を待たず朝 . . . 本文を読む
5日金曜日の米雇用統計を控え、いまや以前にも増して毎度の注目データとなった給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)の関連会社などが発表する全米雇用報告が発表された。民間雇用20万人増の予想を大きく下回る15万8000人の増加となった。ドルは売られNY株も下落で反応している。
このところ回復見通しが高まっていたので、昨年10月以来の水準に逆戻りとなると、止むなしというと . . . 本文を読む
このところ・・・具体的には3月21日以降、止まっていた金ETFの最大銘柄GLD(「SPDRゴールド・シェア」)に4月1日また比較的大口の解約が出た。
4.21トンの減少。ここまでの経過は1月22.73トン、2月73.6トン、3月33.23トンのいずれも減少となっていた。合計で129.56トン。これまで月間ベースで数十トンという大きな数字は増加のみだった。つまり大きな減少は価格急騰時の2011年8 . . . 本文を読む