亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

様子見、音なしの構えの金ETF大口投資家

2017年02月28日 20時14分54秒 | 金市場

NY金は連日の年初来高値更新もNY時間の午後に入り急速に値を消し、いわゆる行って来い状態に。終値(コメックス清算値)でもかろうじて引け値ベースの年初来高値更新となった。形としては200日移動平均線に跳ね返されることになった。

気になるのはETFの動向がピタリと止まっていること。2月20日のPresidents Day 以降先週火曜日からここまで機関投資家の動向をもっとも反映する「SPDRゴールド・シェア」の残高に一切変化はなく、音なしの構え。しかし、この間にNY金は上昇。NY先物市場が主導しての上昇ということになる。

このところ米長期金利の上下動にファンドのプログラムが反応しての金の上下動のように見受けられ、27日も同じだった。つまりロボット・トレード、自動売買に主導されたものと思われる。シルバーとプラチナは金に連動という感じだ。2月に入って以降、ETFを大量買いしていたファンドは、明確なトレンドが出るまで待ちのスタンスということのようだ。目先は、日本時間の明日11時から始まる予定のトランプ演説となる。これは昨日触れたので本日はパス。週末3月3日にはイエレン議長の講演も控える。ISMなども注目。

はやくも2月終了。

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