マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

目に見えないものを明察する。

2012年10月02日 14時08分17秒 | 庵主の日記
自分時間って必要ですね。

夏休み、冬休みを覗いて、月に1度参加させていただく平戸での勉強の時間は、主人やスタッフに感謝の自分時間です。そして、高松と平戸間の行き帰りの時間が私にとっては唯一、一人になれる時間であり空間であります。この束の間の「間」こそが平戸での勉強を熟成させるひとときなのです。

この世の目に見える現象と目に見えない潜象のかかわりを知ることは
人が人として、まっとうに生きるための道標になることを師から学び、
その実践こそが、平戸まで通うことの意味です。

目に見えるものだけでなく、目に見えないもの、つまり潜象の物事の理りをココロで感じ取りアタマで論拠できるチカラをひたすら身につけいくための修行です。

そのためにも陽光の暖かさを知り、風の爽やかさを感じ、雨の恵みに感謝し、土の大らかさに抱かれ、月の運行に癒される日々を観ることが大切だときづかされます。
大切な人との交わりによる見えるもの見えないものの重なり合いの中で、何かが芽生え育まれていきます。
何か・・・この目に見えないものがあるからこそ、はじめてイノチの誕生につながります。
目に見えるものだけでは、イノチの発生にはつながらないということです・・・。

エネルギーの重合については、まだまだ不勉強で、わからないことがたくさんありますが、
なるほどと、思わず手を打ちたくなることであふれています。

昨日、「天地明察」という映画を観てきました。

今はグレゴリオ暦という「太陽暦」を当たり前に使っておりますが、
昔は「大和歴」を使っていました。

その大和歴を作ったのが、算哲という人です。

この映画は、算哲の暦の改正という大事業を成し遂げるまでの物語です。

まさに、見えない大きな宇宙の法則を、見える月や太陽の運行を観察することで明察するというストーリーです。

それは、民が幸せに暮らすための指標となるもの。

昔の人々が、いかに、天理を敬い、天理に導かれ、天理によって生かされてきたかがわかります。

マクロビオティックは、見えない世界(天理)を観るための食事の方法を教えてくれます。

映画の中で、算哲が水戸光圀さまに「そんな中華や西洋の食事をなさっておられるから、真実が見えなくなっている」というような意味の台詞(全くを持って、私の作った台詞ですみません)があります。
日本人にとっての、真実を見るための食事が、諸外国の食べ物ではないというところが妙に頷けました。

この金曜日から、マクロビオティックの基礎クラスの秋冬クラスがスタートいたします。
この時代をいかに心身ともに健康で暮らすかを模索なさっている方に、天地明察できる食事法をお伝えできればと思っております。
今回は、理論だけを受講される方もいらっしゃいます。
ご興味のある方は、まだ間に合いますので。お申し込みをお早めになさってください。