マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

羹・・・おかずを極める。

2012年10月09日 20時02分56秒 | マクロビオティック料理応用 羹(こう)
たれ、ソース、ドレッシングをマクロビオティックする!

と、言うわけで、野菜、豆、海藻類を使って、甘みは自然の甘さ(シュガーフリー)だけの
究極のソースクラスを開催いたしました。



無何有庵の「羹のコース」は、素材別、カテゴリー別に特化したクラスで、
第一回目は「玄米ご飯」をマクロビオティックすると言うテーマ。100%玄米アラカルトなオリジナルレシピで創作いたします。

今回は、第9回目。
お料理の名わき役となる「たれ、ソース、ドレッシング」を作りましたよ。



ソースは野菜の数だけ、食材の数だけ、作り手の数だけ、無限大に広がります。
今期と前期では、また内容が違うのが楽しいですね。

さて、今期のソース達をご紹介いたしますね。































































このクラスはレシピを一切だしませんので、作ったものを各自がオリジナルレシピとして作成し提出することになっています。このレシピ作成は、皆さんの創作のスキルを格段に上げることができます。
大変ですが、とてもいい勉強になります。
みなさん、真剣に、作ったものとその作り方をおさらい致します。





今回作ったソースは、各自がどんなものに合うのかを模索して、作ったソースを伸ばしたり、少し何かを足したり減らしたりしながら、さらに進化させます。
まずは試食用に蒸し野菜などを用意します。







スープはバターナッツスクワッシュのポタージュです。

今回は31種類のソース類を作りました。
試食のお皿は、超豪華ですね。






どれもとっても美味しかったです。
ただ、創作料理に終わらないために、陰陽のバランスとか、野菜に合うソースか、お肉や魚に合うソースかなどのお話もさせていただきました。
あくまで、マクロビオティックの原則に沿った内容かどうかが見極められる料理人になってほしいと思います。
課題をいくつか申し上げて、試食会を終えました。

さあ、残すところ2回の実習。
和菓子と、洋菓子のカリキュラムを終えて、卒業制作となります。

皆さんの力がどのくらい付いているのか、講師陣の腕が試される瞬間です。
楽しみですね。




































秋の薬膳茶会。

2012年10月09日 11時29分24秒 | マクロビオティック薬膳<神草の慧古>
月に一度の薬膳茶のクラス。
<中級 四季のJ.YAKUZEN>は、初級、中級と20回目を迎えました。
遠くは、福山からもご参加いただき、本当にありがたいことです。

生徒、講師の枠もなく、本当に楽しい女子会のようです。

今回は、秋の薬膳茶として、肺を潤すお茶と薬膳プラスのスナックを楽しみました。



   ウエルカムティ<蓮根湯> 
   肺を潤す薬膳茶実習<西洋梨茶>
   薬膳プラス<蓮根杏ジャムスチームブレッド>
   
   <実習>
   献立の立て方、効能の見方

   <理論>
   病因学説と病因弁証論治について⑥
   気・血・水について



蓮根湯は、肺を潤す効果と風邪などによる咳に効果があります。どちらかと言えば陰性の咳におすすめ。
蓮根をすりおろして、しっかりと絞り、そのしぼり汁に少しのお水と塩少々を足して、火にかけます。
軽く沸騰させて、とろりとしたら出来上がりです。
甘くてまったり癒されるお味です。
*コンコンとしっかりした咳の時には、生搾りがいいです。解熱効果もあります。



梨は潤肺の効果が高い果物です。
今回はラ・フランスを使いましたが、普通の梨で充分です。
梨(皮ごと)とドライアプリコット(杏)を水から煎じて、柔らかくなったら出来上がりです。
甘すぎる人は、梨だけでいいです。



薬膳プラスは、蓮根と杏のジャムのスチームブレッドにしました。
秋は乾燥の季節なので、特に焼いたパンよりは蒸しパンの方が体に楽ですね。
できれば、パンのような乾燥したものよりは、ご飯をしっかり食べて頂くほうが安心です。
今回は、すりおろしの蓮根と小さく角切りにした蓮根を生地に混ぜ込み、杏ジャムを入れて蒸しました。
ふんわり蒸しパンはおいしいですね。甘みは、蓮根と杏だけの甘みです。

理論の病因学説と病因弁証論治についての6回目は
燥邪についてのお話です。
五行の金に属する燥についてのお話と
症状の特徴や分析、治療法と食薬についてのあれこれをご説明いたしました。

気・血・水については、病因弁証論治の後、少しずつ学んでいこうと思います。

このクラスは、結構ゆっくりペースで、いやはや、若干女子会の雰囲気なので、
しっかり手綱を引いて行かねばです(笑)

なので、宿題!
たまの逆襲です(^^)/
あはは、ちゃんと忘れないでね~。