今回のパートナーは、パナソニックFRTC13。こいつはホントにいい。海外の有名メーカーのロードバイクにも劣らない性能なのにゃ。ワシが持ってるコルナゴ・マスターXライトとか、KOGA AーLimitedとか。もっと若かったら、こいつでガンガン峠を攻めるんだが。
毎年この時期に、梅ヶ谷峠の桜を取り上げてきたけれど・・・。
ワシの鋭敏な感覚が、何かがおかしいと告げてきた。「梅ヶ谷峠なんだから、梅じゃね?」
そうなのにゃ。梅だったのにゃ。花びらの先っぽが割れているのが桜で、丸いのが梅。これは、梅なのにゃ。
まだ3分咲きくらいかにゃ。見ごろはたぶん、今週末くらいなのにゃ。
パナソニックFRTC13で、七曲峠を攻めてきたにゃう。あきる野と八王子を結ぶ、3分でクリアできるが、けっこうな激坂。
うむ、期待どおりの性能にゃ。反応がいい。踏んだぶんだけ進んでくれる。ワシが持ってるロードバイクの中では、アルミのKOGA AーLIMITEDに近いかにゃ。チタン特有のしなやかさというものはないが、しょせん、ワシにはわからない感覚なのにゃ。高剛性のバージョンエッチにしてよかったにゃう。
フロントディレイラーのティアグラ4700もいい。デュラエース7900よりも短いストロークで、アウターに戻ってくれる。技術の進歩というのは恐ろしいのにゃ。
フロントディレイラーを、デュラエース7900から現行のティアグラ4700にチェンジ。今までのは直付だったが、パナチタンのフレームはバンド式なのにゃ。ショップの人によれば、スペック的にはこれでもOKなのだとか。うむ、ちゃんとアウターに戻るぞ。
本格的に乗るのが楽しみにゃ。
パナソニックFRTC13。いわゆるパナチタンにゃ。これがワシの、最後のロードバイクにゃう。
前からチタンのロードバイクに乗ってみたいと思っていたにゃ。決意を固めてショップで注文したら、ちょうどニュースが入って来た。リムブレーキ・モデルが廃版になって、来年度からはディスクブレーキ・モデルになる。価格も45万から62万にアップにゃ。もはや、高くて買えない。今買ったのは、運命なのにゃ。リムブレーキ・モデルは3月9日までなら注文できるから、欲しい人は急ぐにゃ。
ちなみにパーツは、デローザからの流用。うむ、ルックスはまずまずにゃう。
女子バレーSVリーグの上尾×群馬を観てきたにょ。バレーを生で観たのは21年ぶりにゃ。
群馬の監督は、斎藤真由美。パイオニアがVリーグの優勝を決めた時に、彼女は現役引退したのだが、それ以来ワシもバレーから遠ざかったのにゃ。やっぱり、生はいいのにゃ。パソコンの画面で観ていると、退屈するにゃ。
群馬は、苦戦している。現在、全敗。けっこう、いいラリーが続くのだが、なかなか決められない。ここは、監督が現役復帰するしかないかにゃ。今でも、彼女が復帰してプレーしている姿が、たまに夢に出てくるにゃ。
NHKの「100分de名著」で、デュルケムの「社会分業論」をやってるのだが・・・。
ついこの間、「アイスランド サガ」を読んだばかりなので、間違いが目立つ。古代社会においては民法よりも刑法が優勢だったというが、これは逆だ。強力な中央政府がまだ存在しないから、有力な個人が好き勝手なことをやってしまう。殺人ですら、金銭的な和解で片づけられてしまうのだ。デュルケムはユダヤ人だから、古代のゲルマン社会には興味がなかったのだろうか。
古代社会に個人は存在しなかった、という説も疑わしい。ソクラテスは個人ではなかった、とでもいうのだろうか。
サガに出てくる幽霊たちは、全然幽霊っぽくない。実に肉体的で、生きている人間に悪さを仕掛ける。一言でいうと、粗暴犯だ。ゾンビを筋肉質にして、スピーディにしたような感じ。彼らを完全に殺すには、火葬にして、灰を海に流す(「ラックサー谷の人びとのサガ」、「エイルの人びとのサガ」)。後世の魔女の処刑方法の原型だろうか。
魔法もいろいろ出てくるが、極めつけは、ノルウェーの王母グンヒルドがかけるやつ。彼女はアイスランドの男性と愛人関係になるが、彼が故郷に帰る時に、ある呪いをかける。男性はアイスランドで婚約者と結婚するのだが、すぐ破局する。夜、妻の中に入る段になると、ナニがデカくなりすぎて、どうしても入れない。それが原因になったそうにゃ(「ニャールのサガ」)。
1日10ページくらいのペースで、やっと読み終えたにゃ。
内容は、同じパターンの繰り返し(有名な「ヴォルスンガサガ」を除く)。有力者の一族どうしの殺し合いが、延々と続く。10世紀頃のアイスランドでは、「人を殺したら死刑」などという法はなかった。すべて金銭的な和解で処理される。だが、それでは当事者の感情が収まらないので、結局殺し合いになってしまうのにゃ。
キリスト教が受け入れられる課程もおもしろい。ノルウェーのオーラヴ・トリュッグヴァソン王が布教のためにアイスランドに送った、サングブランドなる人物が出てくるが、「ラックサー谷の人びとのサガ」では逆らった人間を二人殺して逃げた荒くれ者になっている。それが、「ニャールのサガ」ではさまざまな奇跡を起こす聖人として描かれている。「ニャールのサガ」は、キリスト教化が進んだあとに書かれたのだろう。
ノルウェーでは、キリスト教は国王が強権的に国教とした(逆らえば死刑、手足の切断、財産の没収、国外追放)のだが、アイスランドでは違った。キリスト教徒と伝統的な神々(オーディン、トール・・・)を崇拝する人びとが対立し、決定はある首長に委ねられたのだが、キリスト教徒側が銀3マルクで買収して、アイスランドのキリスト教化が決まったという(「ニャールのサガ」)。
また、「トールとキリストが決闘する話」もちらっと出てきて、過渡期ならではの空気が伝わってくるのにゃ(「ニャールのサガ」)。
この他、数多くの幽霊話、魔法・・・が出てきて、タマらない人にはタマらないのにゃ。