ザ・ウインド・オブ・ゴッド

2005-07-06 19:40:36 | Weblog
 お笑いの2人組がタイム・スリップして特攻隊員になってしまう、という芝居が映画化されるそうだ。

 「特攻隊はイスラム過激派の自爆テロと違って、民間人を攻撃しなかった」、とよく聞く。だが、民間人を攻撃しようにも、制海権、制空権とも奪われて、攻撃のしようがなかった、というのが真実だろう。そもそもB29が日本の民間人を無差別に虐殺しているというのに、特攻隊がアメリカの民間人を攻撃してはいけない、という法があるだろうか。
 戦争中、日本は中国の都市を爆撃している。中国人はよくてアメリカ人はだめ、というのは、アメリカ人というか、白人に対するコンプレックスのあらわれではないだろうか。

 本当に特攻隊は自爆テロとは違うのか。攻撃される側から見たら、どちらも恐怖と憎悪の対象に過ぎないのではないか。私たちは自爆テロ犯についてどれだけ知っているというのだろうか。自爆テロが芝居になったり、映画になったりするのはいつか。
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