録画していた

2020-02-06 06:55:57 | 
映画「300」を観たのだが・・・。

 レオニダス王「男色に耽るアテナイ人でさえペルシアの要求を突っぱねた」。スパルタ王がこれを言うのはおかしい。スパルタでは同性愛が男女とも公認されていた。むしろアテナイの方がこの道については厳しかったという。意外に思えるかもしれないが、こうなる原因は例のスパルタ教育にある。なにしろ、思春期の男女が別々に生活するのだ。同性愛は自然な流れだし、防ぎようがない。スパルタの同性愛についてはプルタルコスの「リュクルゴス伝」、クセノフォンの「ギリシア史」を読んでみるにゃ。

 また、「神官エフォロイ」という妖術師のような集団が出てくるが、これは「監督官(エフォロイ)」を無理やりアレンジしたものだろう。実際のエフォロイはスパルタの実質的な支配者たちで、王を処罰する権限があった。映画のエフォロイは、むしろペルシアのマゴス僧に近いイメージだ。

 でも、どうでもいいの。中田譲治さまのお声が聴ければ十分なのだわ。うふっ。
コメント
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