はい、建仁寺(京都市東山区大和大路通四条下る小松町)のオマケバージョンです。
いろいろ腰をかがめてノゾキこんでみました。
お寺と言えば大きな掃出し窓があって障子で囲まれていて、夜は蔀戸(しとみど)を降ろすのが
一番多いパターンです。
他には円窓(えんまど)と呼ばれる丸い窓や書院窓(しょいんまど)と言われる釣鐘の陰
みたいな形状の窓があります。
円窓は廊下などに多く、背景の景色を強調したい場合や他の部分を
余り見せたくないような場所に使い、居室にはあまり使われません。
此処では大黒天の像のようなものがあり南国風の樹木に大きな実が
成っていました。
草庵式二帖台目席の茶室・東陽坊(とうようぼう)が別棟で。
天正15年(1587年)に豊臣秀吉が催した北野大茶会で、利休の高弟・真如堂東陽坊長盛
が担当した副席と伝えられています。
二帖台目席で最も規範的な茶室とされ、茶室の西側には当寺の名物「建仁寺垣」が設け
られています。
方丈では、庭と襖絵が大きい空間を演出しているのであまり細かい飾りのようなものは
置かれたり掛けられたりしていないのがシンプルに見える所です。
その中でもこんなものが展示されていました。
中国渡来のもののようです。
こちらは十六羅漢像です。(ガラス張りのケースの中でした。)
そしてこの建仁寺で双龍より古い江戸時代初期の慶長から寛永年間に活動した画家
俵屋 宗達(たわらや そうたつ)の真作で晩年の最高傑作と言われている屏風があります。
二曲一双の屏風全面に金箔を押し、右双に風神、左双に雷神が描かれています。
この風神さん、どこかで見たような気がしませんか?
風邪薬の会社のCMとかで。