くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

香り

2015年01月27日 23時57分08秒 | わぁ~い ♪

今朝も昨日からの延長の様に温かい朝で始まりました。
それでも空はこれから明日、明後日と深まる寒さを予言するような感じでした。

             

アメリカニューヨークを含む北東部八州では史上最大の猛吹雪で非常事態宣言が発令されると
いった大変な状況だそうですね。
それで地球が寒くなっているのかと思ったら全く反対で、地球温暖化の影響で合衆国南部あたりの
暖流(日本の黒潮のようなもの)が高い温度になっていて、低気圧が台風並みに発達して北上した
ため寒気団を巻き込んで吸い込んでしまっている状態なのだそうです。

そう言えば去年の秋の日本付近も海水温が高くて台風が発達したまま通過しましたよね。

 

昨日、害獣として捕らえられた鹿や燻製器が押しかけて来て初めて燻製を作るハメになったという
お友達のブログに「もうみんな嫁入りしたでしょうね?」とコメントを入れていたら、『自分の出先まで
取りに来るのなら分けてあげましょう』という嬉しいレスを頂きました。
腿を片足もらったのでかなりの量があったのだそうです。  ラッキー!!

「欲しい!」コメントもいっぱい入っていたし、お友達の多い方なのでとても周って来る筈がないと
指を咥えるつもりでいたので嬉しくて、とっとともらいに出かけました。

             

左のような燻製器に吊るしたマンマの塊をラップに包んで保冷剤まで付けてくださって、大切に
食べさせてもらおうと中を割ってみたら美味しそうでしょ?
少し塩っ辛めだといただくときに聞いていたのでほんの一部を薄くスライスしてみました。

鹿肉と言うのは初めてではなかったけれど燻製と言うことで、ビーフジャーキーの様に堅いのでは
ないかと口に放り込んでみたらフワッ!とした弾力で柔らかくて繊維も少なかったのでとても良い
食感でした。

今まだ4日頃に患ったインフルエンザの影響で気管支が本調子に戻っていなかったので、塊の
まんま匂いを嗅いだ時に煙の臭いの強さを思いっきり吸い込んで大咽せしてしまいました。

理系、それも化学を専攻していた者がいきなりにガッと匂いを吸うとは恥ずかしいと思いましたが
まあ誰も見ていなかったのでいいかな!! なんて。
フラスコや試験管、試薬瓶などの匂いは手で軽く煽いでそっと吸うのが化学者の鉄則なんです。
教授や先輩が居たりしたらドヤされている所でした。

朝の連続テレビ小説【 まっさん 】の目指した国産ウイスキーを初めて飲んだ人たちが口々に
「なんちゅう煙臭い酒じゃ!?」と言った時の感じはこんなんじゃなかったのか? と思って
苦笑いしました。

そのくらいスモークが効いていました。
確かにチョッと塩味がきつかったような気もしましたが、決して【過ぎる】と言うほどの物では
ないと思いました。
市販のサラミやビーフジャーキーとさほど変わりませんでした。

肉は先ほど述べたように柔らかくて、噛み切るというより何度か反芻しているうちに解れていく
感触で食べやすかったです。 ホント美味しかったです。

自分はアウトドアが好きで子供たちが学生の頃はとにかく三日三晩山に籠ってサバイバル生活を
したぐらいなのに燻製は憧れのまま現在に至るでした。
何十年もアウトドア雑誌『Be-Pal』なんかを読んではシュミレーション停まりでしたので、頭の中
では完璧なんですが、温度を60℃に保って6時間ほど燻煙されたと聞いていて、温度はかなり
神経質にチェックされていたと分かっていますが、煙の量がちょっと多めだったのではないかと
思いました。

と言うのは燻煙の香りがやはり強すぎるように、厳密に云うといわゆる匂いに角がある感じ?
燻ぶるという感じで煙は薄っすら煙る程度と雑誌には書いてあったように思います。
でも初めてやられたにしては上出来だったのじゃないかと感心しています。

燻製は肉だけでなく魚や野菜も、卵やチーズ、豆腐なんかも美味しいのでこれからもいろいろと
試されて丸みのある燻煙が身に着いたら素晴らしいだろうなと思いました。

ついでに出だしたばかりの蕗の薹 や 頭を出したばかりの土筆も

      

一緒に持ってきてくださいました。

可愛そうに見えるかも知れませんが、明日からの冷えで霜でやられてしまうくらいならということで
す。
こちらはほのかな春の香りが したような。