こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

改革・新風 栄村現地調査

2011-05-16 21:54:03 | 活動日誌
5月16日県議会会派「改革・新風」で3月12日未明に起きた長野県北部地震で大きな被害を受けた栄村の現地調査を行いました。
3月14日に最大1704人が避難していた村民の皆さんも、現在は栄村役場に14人、北野天満温泉に11人の計25人となっています。家屋は全壊33棟、半壊153棟、一部破損451棟で、現在追加分も含めて55戸の建設がすすめられ、その一部5戸分が14日に完成して入居が始まっています。
 
村の方針としても、地域コミュニティーの維持や雪害対策などに気を使っているようでしたが、今後入居された皆さんの心のケアなどを考えると集会所があったほうがいいのだろうというのは、東北で仮設住宅に入られている皆さんの意見です。今後も住民の皆さんのご意見をしっかり聞いて改善すべきは改善していく必要があろうかと感じました。

続いて、栄大橋を徒歩で渡りました。JR飯田線が宙づりになったところはすでに復旧され4月29日から運転が再開されています。今、心配されていることは、中条川の土石流の発生です。東京ドーム3個分の土砂が崩落し、川が埋まってしまいました。現在、土嚢を積んで応急処置をしていますが、作業を急ぐ必要がありそうです。
 

 

 

続いて村役場で島田村長さんから村の復旧対策についてお話を聞きました。住宅については、高齢者の皆さんは、今更新しい家を建てる力もないが、しかし住み慣れた地域に住みたいという要望がある。何とかしたいと村長さんは語っていました。4年ぶりに栄村の友達と会いました。

  

 

昼食は駅前商店街の旅館でとりました。お祝いの席に出す形式で「ごったく」をいただきました。昼食後スノーシェッドの崩落場所をみて、田んぼの被害状況を視察しました。遠目には分かりにくいが、近くに行くとおよそ60センチほど田んぼがずれて落ち込んでいます。千曲川の対岸にも同様の亀裂や落ち込みが確認されることから、ここに活断層があることが想像されます。

 

栄村は米作りが基幹産業です。今年、何もしなければそのまま荒廃してしまいます。何とかそばを植えて、来年に生かしたいと村長さんが語っていました。さらに、農家の人が家も壊れ、道路も損壊して、田圃まで手が回らないということも聞きました。何とか来年につなげることができないかと思います。



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