こんにちは「中川ひろじ」です。

みんなのお困りごとが私のしごと

20191107 長野県議会災害対策連絡本部現地調査

2019-11-07 22:15:06 | 脱原発・危機管理

台風19号の被災において長野県議会災害対策連絡本部は10月15日に立ち上げ、各議員は情報収集と県などへの関係機関への連絡などを行ってきた。本日、議長・副議長・各派代表者・常任委員長により現地調査を行った。10時から議員会館会議室で台風19号の被災状況について概要を聞き、最初の調査地である長野県リハビリテーションセンターに向かった。

 

 

10月12日現在の入院・入所者は57人で、うち29人が他病院へ、28人は自宅。医師・看護師が訪問・連絡をとっている。センターへ戻らなければならない患者・入所者も多くいる中で、できるだけ早い復旧が求められている。

 

身体障害者手帳の発行業務等の厚生相談室は10月16日から2階で再開。義肢装具所は、これまでに注文のあったものを11月6日から業務を再開、外来患者の診療を11月11日より再開予定(当面再来患者のみ)。

 

 

施設復旧に向けて、電気設備・冷暖房設備・消防設備の復旧、建物の床などの修復・消毒、医療機器の修理・更新が大きな課題となっている。

 

続いて、北部産業団地にあるニッキフロン株式会社を視察。この会社は、「フッ素樹脂応用製品、クラッチフェーシング、精密機械組立」などをしている。台風19号により会社の1階部分に浸水、主要な機械・製品がすべて使えなくなった。会社からは、設備・機械の更新のための支援と共に廃棄しなければならない製品への支援を要望されました。

 

次に、最大の被災地となった長沼地区が一望できる高台公演から、被災地の概要を把握。

 

移動途中では、稲がダメになった田んぼ、新幹線車両基地を車窓から確認した。

 

次に、千曲川流域下水道施設であるクリーンピア千曲を視察。処理場が千曲川の氾濫により機能停止。15日から排水ポンプで排水を実施し、24日以降、簡易処理を行って放流を始めているが、本格復旧には2年がかかるという。

 

次に、観光農園であるアグリ長沼を視察。腰の高さまで浸水。泥は出したが、来年3月1日再開を目指して復旧を急ぐ。

 

すぐ隣のリンゴ園を視察。暑いところで60センチ積もった土砂の撤去が課題。今後、調査・農家の意向・土砂の撤去を行う。きめの細かな泥が堆積し、このままでは酸欠となってしまう。今年の収穫は絶望的だが、何とか来年以降の収穫を目指したい。

 

次に災害瓦礫の集積場となっている松代青柿公園を視察。地元の住民自治協議会長さんや長野市松代支所長さんからお話を聞く。ゴミが搬入される最初から、分別を行ってきたことで整然となっている。災害支援協力で、県外から町田市、金沢市、県内では駒ケ根市の職員が入っていた。ありがとうございます。

 

最後は、長野市篠ノ井の浸水原因となった岡田川の内水氾濫地と対策について調査。今回のような雨量の災害があれば内水氾濫は避けられないことを前提とした対策も一方で求められている。

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする