リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

Flow my teares の日本語訳(15)

2020年05月05日 13時12分19秒 | 音楽系
第2部のまとめです。



Never may my woes be relieved,
私の悲しみは和らぐことはない、
since pittie is fled
なぜなら哀れんでもらうことはもうなくなり
and tears, and sighes, and grones my wearie dayes
涙と溜息と呻吟の日々で疲れ果て
of all joyes have deprived
全ての喜びが奪われてしまったから

(ここで繰り返しです)

From the highest spire of contentment,
最も満たされた幸せの絶頂から
My fortune is throwne,
私の人生は転げ落ちてしまった
And feare, and griefe, and paine for my deserts,
当然の報いとして恐れと嘆きと痛みしか
are my hopes since hope is gone
もう残されていない、希望は去ってしまったから


原詩では、1回目と2回目とではsinceが来る位置は全然異なりますが、訳文ではそれぞれ一番最後に「・・・から」が来てなんか綺麗に。偶然ですけど。

次回から第3部に入ります。