昨日今日は気温はやや高めながらも湿度が低いのでそれなりに過ごしやすいです。これが6月も中頃を過ぎると湿度が高い日々が続きます。今ぐらいがリュートにガット弦を張る最後の時期ではないかと思います。6月の梅雨時から10月の始め頃まで、日本は全くガット弦が不向きな時期が続きます。
4年程前でしたか、試しに真夏のコンサートでガット弦を使うとどうなるかを体験すべく、実際に愛知県の某喫茶店でのコンサートでバス弦までガット弦を使った楽器を使ってみました。よくガット弦は高音多湿では音程が狂いやすい、なんて一言でいいますが、これは実際に体験しないとわかりません。
6~13コースのバス弦はガムートのピストイ、他は牛のプレインガット(1、2コースはウニヴェルザーレ、他はガムート)です。前日に1コースは交換しているので、さすがに演奏中に切れると言うことはありませんでした。しかし音程の狂いは半端ではありませんでした。特にひどいのがバス弦です。3分ちょっとの曲の前半でもうかなり狂い、曲が終わると弦によっては2度近くも音程が狂っている弦もありました。ここまで狂うともう地獄です。細い弦はまだ何とかなるのですが、太い弦がむちゃくちゃになり、対処しきれません。
会場の喫茶店は、エアコンはあるものの外の暖気と湿気がモロに入ってくるのでこのような結果になったわけです。しかしエアコンで充分に冷やし、外気が入らないようにしている自宅の部屋であっても、四六時中その状態を保つのは無理でしょうから、やはりこの時期はガット弦は避けた方が賢明です。
4年程前でしたか、試しに真夏のコンサートでガット弦を使うとどうなるかを体験すべく、実際に愛知県の某喫茶店でのコンサートでバス弦までガット弦を使った楽器を使ってみました。よくガット弦は高音多湿では音程が狂いやすい、なんて一言でいいますが、これは実際に体験しないとわかりません。
6~13コースのバス弦はガムートのピストイ、他は牛のプレインガット(1、2コースはウニヴェルザーレ、他はガムート)です。前日に1コースは交換しているので、さすがに演奏中に切れると言うことはありませんでした。しかし音程の狂いは半端ではありませんでした。特にひどいのがバス弦です。3分ちょっとの曲の前半でもうかなり狂い、曲が終わると弦によっては2度近くも音程が狂っている弦もありました。ここまで狂うともう地獄です。細い弦はまだ何とかなるのですが、太い弦がむちゃくちゃになり、対処しきれません。
会場の喫茶店は、エアコンはあるものの外の暖気と湿気がモロに入ってくるのでこのような結果になったわけです。しかしエアコンで充分に冷やし、外気が入らないようにしている自宅の部屋であっても、四六時中その状態を保つのは無理でしょうから、やはりこの時期はガット弦は避けた方が賢明です。