NHKの朝の連続ドラマ「エール」が好評のようです。新型コロナ感染症で亡くなられた志村けんが小山田耕三役で好演しています。昔の大作曲家の貫禄が良く出ています。お笑いの人がこういうシリアスな役柄を演じると、キャラが強すぎるためどうしても本人が出てしまいミスキャストになりがちです。
関西の落語家のナントカという人はときどきドラマに出ますが、どれに出ても本人のキャラが丸見えです。唯一「アルキメデスの大戦」の映画で出演したときはぴったりはまっていました。でもこれは原作が本人のキャラで作画していたからで、逆に言うと彼しか演じることができません。
そんな中、志村けんは初めてのドラマ出演でしたがこれが最後になってしまいました。役者としてのいかりや長介を超えるようになったかも知れないだけに惜しいことをしました。
志村けん演ずる小山田耕三は山田耕筰がモデルです。4年程前に名古屋市のミューズ音楽館からギター合奏曲集「日本の歌101曲選」を出版しました。ギター三重奏と四重奏の曲集ですが、その中に山田耕筰の赤とんぼが入っています。

音源はここから聴くことができます→赤とんぼ(中川祥治編曲)
実はこの曲集、少しでも制作費を安く抑えようと、日本の歌101曲選の中から著作権が切れた作品ばかりを集めて編曲しました。当時は没後50年までは著作権が有効でしたので、1965年没の山田耕筰の作品はは2015年12月31日23時59分59秒・・・まで著作権により保護されていました。私の曲集はその翌年出版でしたので、滑り込みセーフというところでした。
ところがTPP(環太平洋パートナーシップ協定)がアメリカ抜きでしたが2018年に発効しましたので、有効著作権の扱いが没後75年までになってしまいました。山田耕筰作品は著作権復活でこれは一大事かと思いましたが、調べてみましたら旧取り決めで一旦著作権が切れたものに関しては過去に遡って復活はないそうです。とりあえずよかったです。(笑)1968年以降に亡くなった人の著作権が開放されるのはずっとあとになるということです。新しい規定によると、1970年没のジミ・ヘンドリックもまだまだ保護されます。作家で言えば三島由紀夫もまだまだ先です。
関西の落語家のナントカという人はときどきドラマに出ますが、どれに出ても本人のキャラが丸見えです。唯一「アルキメデスの大戦」の映画で出演したときはぴったりはまっていました。でもこれは原作が本人のキャラで作画していたからで、逆に言うと彼しか演じることができません。
そんな中、志村けんは初めてのドラマ出演でしたがこれが最後になってしまいました。役者としてのいかりや長介を超えるようになったかも知れないだけに惜しいことをしました。
志村けん演ずる小山田耕三は山田耕筰がモデルです。4年程前に名古屋市のミューズ音楽館からギター合奏曲集「日本の歌101曲選」を出版しました。ギター三重奏と四重奏の曲集ですが、その中に山田耕筰の赤とんぼが入っています。

音源はここから聴くことができます→赤とんぼ(中川祥治編曲)
実はこの曲集、少しでも制作費を安く抑えようと、日本の歌101曲選の中から著作権が切れた作品ばかりを集めて編曲しました。当時は没後50年までは著作権が有効でしたので、1965年没の山田耕筰の作品はは2015年12月31日23時59分59秒・・・まで著作権により保護されていました。私の曲集はその翌年出版でしたので、滑り込みセーフというところでした。
ところがTPP(環太平洋パートナーシップ協定)がアメリカ抜きでしたが2018年に発効しましたので、有効著作権の扱いが没後75年までになってしまいました。山田耕筰作品は著作権復活でこれは一大事かと思いましたが、調べてみましたら旧取り決めで一旦著作権が切れたものに関しては過去に遡って復活はないそうです。とりあえずよかったです。(笑)1968年以降に亡くなった人の著作権が開放されるのはずっとあとになるということです。新しい規定によると、1970年没のジミ・ヘンドリックもまだまだ保護されます。作家で言えば三島由紀夫もまだまだ先です。