海外製の楽器といってもピンからキリまであります。キリの楽器はどこにあってもトラブルが起こる可能性が高いでしょう。トラブル以前の設計上の問題もあり、そもそも音もきちんと鳴りません。
同じように日本製の楽器もピンからキリまであります。要は誰がどこで作ったのかではなく、いい楽器なのかそうでないのかということです。その判断に日本の風土云々というファクターは入れるべきではないと考えています。
扱いに関しては、ヨーロッパだと冬の室内の乾燥しすぎは大敵だし、日本の夏の高温多湿も要注意です。あるいは車で楽器を運ぶ時も特に夏の場合は直射日光は絶対に避けなければなりません。これらの注意を怠らなければ、一流の製作家が作った楽器でしたら特にトラブルは起こらないでしょう。反対に不注意な扱いをしていればどこで使っていてもトラブルは起り得ます。
ただ経年的劣化については知っておく必要があります。どんなものでも未来永劫そのままの形で存在しうるわけではありません。微妙でギリギリの力学的バランスで成り立っているバロック・リュートだと10年くらい、構造的により丈夫なルネサンス・リュートでも10数年も経たら何らかのメンテが必要になる時期だと考えるといいと思います。経年メンテと管理上の不注意や未熟な製作によるトラブルを混同しないようにしたいものです。
同じように日本製の楽器もピンからキリまであります。要は誰がどこで作ったのかではなく、いい楽器なのかそうでないのかということです。その判断に日本の風土云々というファクターは入れるべきではないと考えています。
扱いに関しては、ヨーロッパだと冬の室内の乾燥しすぎは大敵だし、日本の夏の高温多湿も要注意です。あるいは車で楽器を運ぶ時も特に夏の場合は直射日光は絶対に避けなければなりません。これらの注意を怠らなければ、一流の製作家が作った楽器でしたら特にトラブルは起こらないでしょう。反対に不注意な扱いをしていればどこで使っていてもトラブルは起り得ます。
ただ経年的劣化については知っておく必要があります。どんなものでも未来永劫そのままの形で存在しうるわけではありません。微妙でギリギリの力学的バランスで成り立っているバロック・リュートだと10年くらい、構造的により丈夫なルネサンス・リュートでも10数年も経たら何らかのメンテが必要になる時期だと考えるといいと思います。経年メンテと管理上の不注意や未熟な製作によるトラブルを混同しないようにしたいものです。