以前カラヴァッジョの「リュートを弾く若者」に描かれている楽譜の曲を特定いたしました。
2019年11月07日のエントリー
赤い下線の曲、Arcadelt 作曲Perche non date voi donna crudele(マドリガル集第1巻、1539)を2月20日のコンサートで演奏することにしていますので、これをリュートとソプラノで演奏できるように楽譜を清書し編曲しました。オリジナルはパート譜しかありませんので、まずこれをスコアにすることから始めます。
Sibeliusはほとんどの記譜に対応していますが、小節線のないこの時代の楽譜には完全に対応していないようで(私が知らないだけなのかも知れませんが)スコアを作るのには少し工夫が必要です。
小節線のない楽譜自体は作ることができるのですが、小節線をまたいだ全音符とか倍全音符は記譜することができませんので、タイで繋ぐしか方法がありません。小節線は消えていますが小節の概念は残っているわけです。でもSibeliusは柔軟性が高いので少々面倒ですが一工夫すれば、当時の記譜法に対応できます。
赤い矢印が入っている箇所を注目してください。ここはもともとは薄い色で表示されている音符やスラーが書かれていた箇所で、それを非表示にしたり消去したりしています。画面上では「非表示」であることがわかるように薄いグレーになっていますが、印刷したときはこの部分は印字されません。
ほとんど白玉ばかりの楽譜でSibeliusで対応できていないところもあるので、手書きでスコアにするという方法も考えられますが、書き間違えた時の修正はやはりSibelius の方がはるかに柔軟にできるし、そこからリュートタブもすぐに作れますのでやはりSibeliusですね。
上の楽譜はに現代人になじみやすいように、1小節分の長さごとにティックという短い縦線が第1線に入っています。昔の人はスコアも使わず、ティックもないパート譜だけで合わせていたんですね。
2019年11月07日のエントリー
赤い下線の曲、Arcadelt 作曲Perche non date voi donna crudele(マドリガル集第1巻、1539)を2月20日のコンサートで演奏することにしていますので、これをリュートとソプラノで演奏できるように楽譜を清書し編曲しました。オリジナルはパート譜しかありませんので、まずこれをスコアにすることから始めます。
Sibeliusはほとんどの記譜に対応していますが、小節線のないこの時代の楽譜には完全に対応していないようで(私が知らないだけなのかも知れませんが)スコアを作るのには少し工夫が必要です。
小節線のない楽譜自体は作ることができるのですが、小節線をまたいだ全音符とか倍全音符は記譜することができませんので、タイで繋ぐしか方法がありません。小節線は消えていますが小節の概念は残っているわけです。でもSibeliusは柔軟性が高いので少々面倒ですが一工夫すれば、当時の記譜法に対応できます。
赤い矢印が入っている箇所を注目してください。ここはもともとは薄い色で表示されている音符やスラーが書かれていた箇所で、それを非表示にしたり消去したりしています。画面上では「非表示」であることがわかるように薄いグレーになっていますが、印刷したときはこの部分は印字されません。
ほとんど白玉ばかりの楽譜でSibeliusで対応できていないところもあるので、手書きでスコアにするという方法も考えられますが、書き間違えた時の修正はやはりSibelius の方がはるかに柔軟にできるし、そこからリュートタブもすぐに作れますのでやはりSibeliusですね。
上の楽譜はに現代人になじみやすいように、1小節分の長さごとにティックという短い縦線が第1線に入っています。昔の人はスコアも使わず、ティックもないパート譜だけで合わせていたんですね。