リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

オミクロン

2021年11月29日 22時03分27秒 | 日々のこと
新型コロナのおかげでギリシャ文字をだんだん覚えてきました。デルタ株からはエプシロン、ゼータ、イータ・・・と変異株がどんどんでているようですが、カッパ株もラムダ株もあったらしいです。でもミュー株まではそれほど怖いやつではなかったようです。

その次に現れたのが危ないヤツらしく、オミクロンと名付けられました。ギリシャ文字のアルファベットだとニューとクサイを飛ばしていきなりオミクロンです。

なんでもニュー(nu)だと英語のnewと発音が同じで紛らわしいらしく、クサイ(xi)(英語の発音だと[zai]とか[sai]で別にクサクはないですが)だと特定の地域の名前になるから飛ばしたそうな。名前を付けているのはWHOですが、クサイ人はWho?

そうです、クサイはアルファベットで書くとxiですが、中国にはXiさんがいらっしゃいました。巷ではWHOがXiさんに忖度したのではないかという声が出ています。そういえばXiさんはくまのプーさんに似ていると言ったくらいでも怒るらしいので、新型コロナの変異株に自分の名字が付けられたらWHOにカネを出さなくなると恐れたのでしょうか。

多分nuと名付けてもよかったのですが、xiだけ飛ばすとまた何か言われるので、nuも理屈をつけて飛ばしましょうということになったのかも。そうなるとnuには気の毒なことをしました。

でも日本の妖怪の河童は名前をkappa株で勝手に使われてきっと怒っているかもしれません。でも河童ではせいぜいサラを投げるくらいしかできないのでなめられたのかも知れません。

オミクロンも日本の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂さんを想起してしまいますが、忖度はしてもらえなかったようです。ですからホントはニッポンにも忖度してomicronの次のpiにした方がよかったかも知れませんが、今度は数学者が止めてくれというかもわかりません。Philipine IslandsもPIです。いちいち面倒くさいですね。(笑)

まぁ今更ですがここではっきりしたのは中立であるべきWHOが中立ではないということです。