足が不自由な方向けの電動車椅子が各社から発売されています。メーカーとしては、スズキ、ホンダ、ヤマハで、三社ともオートバイメーカーです。カワサキは出していませんが、電動車椅子カワサキ「ニンジャII」なんていけるかも知れません。音が静かだけにニンジャはぴったりのネーミングなんですけど。
電動車椅子というとセニアカーと一般名詞みたいに言われていますが、セニアカーはスズキの製品です。スズキの定義は「買い物や散歩など日常の移動手段としてご利用いただけるハンドル形電動車いす」です。セニアは senior でしょうから、カタカナ英語的にシニアですが、「シニアカー」だとちょっと縁起が悪いということでシをセに変えたのでしょう。
ホンダはモンパルという名で同様のものを作っていましたが、現在は在庫・中古品のみで製造は中止されています。ヤマハは他2社とは異なる形状でハンドル型ではなく、一般的な車椅子に動力補助をつけたものです。
三社の製品はともに40万に届くお値段と言うこともあり、まだそれほど街中で見かけるはありません。手動式も含めてこれらの車椅子が街中で走るときに気をつける点がいくつかありますが、一番注意したいのは「全高が低い」と言うことだと思います。スズキのET4Dというタイプだと、座席の背中の一番高いところが地面から98センチです。座面の高さが書いてないの正確には数字は出せないのですが、日本人の平均座高は80数センチと言われていますので、頭のてっぺんは座席の背中の最上部から大40センチくらいだとすると全高は大体138センチです。内閣府のデータによりますと138センチは10歳(小学校4年、5年)の平均身長です。
この高さはヤマハの製品や動力を持たない車椅子だともっと低くなります。小学校で横断歩道は手を上げて渡りましょうと指導するのは車から視認しやすくするためです。(諸説あるでしょうけど)以前スイスのバーゼルに住んでいたときには車椅子の後方部には地面から高さ160センチくらいになる棒を立て、上方に三角の旗をつけていました。市内は段差がないバリアフリー化されているため結構車椅子で外に出ている人をよく見かけました。中には車椅子アスリートの方もいてすごいスピードで坂を下ってくる人もいました。これはこれで別の面で危険ですが。
今SUVの流行もあって車の高さが高くなりその分死角が増えている現状を考えると、地面から160センチくらいの高さの標示物が必要なのではないでしょうか。電動車椅子各社の諸元を見てみますと、そういった標示物は含まれていませんので、法制化はされていないようです。街をバリアフリー化する施策とともに車椅子での外出時の仕様をきちんと法制化すべきだと思います。
電動車椅子というとセニアカーと一般名詞みたいに言われていますが、セニアカーはスズキの製品です。スズキの定義は「買い物や散歩など日常の移動手段としてご利用いただけるハンドル形電動車いす」です。セニアは senior でしょうから、カタカナ英語的にシニアですが、「シニアカー」だとちょっと縁起が悪いということでシをセに変えたのでしょう。
ホンダはモンパルという名で同様のものを作っていましたが、現在は在庫・中古品のみで製造は中止されています。ヤマハは他2社とは異なる形状でハンドル型ではなく、一般的な車椅子に動力補助をつけたものです。
三社の製品はともに40万に届くお値段と言うこともあり、まだそれほど街中で見かけるはありません。手動式も含めてこれらの車椅子が街中で走るときに気をつける点がいくつかありますが、一番注意したいのは「全高が低い」と言うことだと思います。スズキのET4Dというタイプだと、座席の背中の一番高いところが地面から98センチです。座面の高さが書いてないの正確には数字は出せないのですが、日本人の平均座高は80数センチと言われていますので、頭のてっぺんは座席の背中の最上部から大40センチくらいだとすると全高は大体138センチです。内閣府のデータによりますと138センチは10歳(小学校4年、5年)の平均身長です。
この高さはヤマハの製品や動力を持たない車椅子だともっと低くなります。小学校で横断歩道は手を上げて渡りましょうと指導するのは車から視認しやすくするためです。(諸説あるでしょうけど)以前スイスのバーゼルに住んでいたときには車椅子の後方部には地面から高さ160センチくらいになる棒を立て、上方に三角の旗をつけていました。市内は段差がないバリアフリー化されているため結構車椅子で外に出ている人をよく見かけました。中には車椅子アスリートの方もいてすごいスピードで坂を下ってくる人もいました。これはこれで別の面で危険ですが。
今SUVの流行もあって車の高さが高くなりその分死角が増えている現状を考えると、地面から160センチくらいの高さの標示物が必要なのではないでしょうか。電動車椅子各社の諸元を見てみますと、そういった標示物は含まれていませんので、法制化はされていないようです。街をバリアフリー化する施策とともに車椅子での外出時の仕様をきちんと法制化すべきだと思います。