リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

90年代の作品(16)

2021年11月14日 22時49分45秒 | 音楽系
英語劇Snow White (白雪姫)の音楽をいくつかご紹介していきましょう。四日市の中学校に転勤されたT先生がご自分の英語部の演劇用の音楽が必要だと言うことで頼まれて作った曲です。1990年の作品です。

ますメインテーマです。序曲みたいな感じで作りました。この曲のマスター・テープがDATとカセットの2種類作ってありましたので、両方ご紹介します。原音は同じですが、録音媒体が異なるので音質が異なるのがおわかりかと思います。カセットのノーズはあえて消さないで残しました。

メインテーマ(DAT)

メインテーマ(カセット)

ところでDAT版とカセット版とでは調が異なるのがおわかりになりますか?カセット版の方が半音高いのです。私の耳にはDAT版の調が自分が書いた楽譜の調のような感じがしました。調べてみましたらその通りで、DAT版がオリジナルの調です。これはA&DのGX-Z9100カセットデッキのせいかなと思い、別のカセットデッキで聴いてみましたら、やはり半音高い調になっています。

むむむっ、これはどうしたことでしょう。録音した段階で半音高かった?カセット版の録音に使ったのは、今残っているGX-Z9100を使ったと記憶しています。わざわざ半音高い版を作ったことは記憶にないので、多分機材的な問題でしょうが、30年前にもう一つ別のカセットデッキを使っていてそれが調子が悪かった?それとも関東が50Hz、関西が60Hzの問題がからむ?

何かよくわかりませんが、まぁとにかく気にせずにお聴き下さい。(笑)