リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

スピーカー刷新顛末記(3)

2022年05月23日 07時52分56秒 | 音楽系
ケーブルで音がよくなったので、もうスピーカーの買い替えは不必要かなとも思われましたが、なんせ27年も経っているので音は劣化しているはずです。Oオーディオ店で聴いたParadigm Founder B40はとてもいい音だったし、やっぱりこれは買わないといけないと思い、ネットで価格比較を行いましたら、九州にあるYオーディオ店が送料無料で最安値でしたので、ここに注文することにしました。Oオーディオ店で丁寧に説明してくださったお兄さんには申し訳なかったですけど。<(_ _)>

注文しましたら翌々日にモノが到着。相変わらず便利すぎます。早速開封の儀を行い、スピーカーを置き換えました。まず聴いてみたのはOオーディオ店で試聴したのと同じクルレンツィスのマーラー6番、実は同じものを持っています。

この曲は最初から快活なテンポに乗って勢いよく音が飛び出てきます。Founder B40は試聴したときと同じ、派手な音を出していました。曲は第二主題に入る前のブリッジの部分で静かになります。そのときアレッと思いました。右のスピーカーの音が少しおかしいのです。その部分をスピーカーの近くで聴いてみると音が減衰してくるときにサチュレーション(テープ録音などで入力信号が大きすぎたときの音の歪み)みたいな音がします。

早速Yオーディオ店に連絡してみましたら、もう少し様子をみたらどうですかということでしたのでそうすることにしました。まぁ普通そうですね。スピーカーのエージングで直るかもとお店の人はおっしゃっていました。

そこでソースをいろいろ変えて聴いてみますと、オケやバンドが大きな音で鳴っているはほとんど気づきませんが、音の減衰がある楽器(リュート、ギター、ピアノ)だと聴くに堪えないレベルです。これはエージングでどうこうのレベルではありません。