リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

音楽の父と母(4)

2023年01月30日 16時56分37秒 | 音楽系
さて音楽の母ヘンデルの作品は、オラトリオやカンタータからのアリアを中心にプログラムを組んでみました。

まずソロ・カンタータ「ビアンカ・ローザ」(HWV160)から第1曲目のアリアです。このビアンカ・ローザというカンタータは三種類の形が伝わっていまして、それぞれa,b,cの枝番が付いています。今回のプログラムに入れるのはHWV160a,bの第1曲目です。aとbの第1曲目は同じ曲です。

実は森川さんとは160b最後2曲を演奏したことがありました。160bは、アリア、レチ、アリア、アリアからなっていて全曲通すことも考えたのですが、今回のプログラムはあまり長いのは入れないことにしていますので、第1曲目だけということにしました。

あと有名どころで、メサイアからのアリア「もし神が私たちの味方であるなら」を演奏します。この曲はソプラノ、通奏低音、とヴァイオリンのオブリガートからなっていますが、このオブリガートの部分をリュートで演奏します。もちろんバスも弾きますのでちょっと大変ですが、アレンジとしてはなかなかいい感じに仕上がったと思います。あとは演奏次第です。