リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

フルコースの年越し参りは

2023年01月01日 15時52分57秒 | 音楽系
新年明けましておめでとうございます。

今年は久しぶりに年越し参りに出掛けました。我が家では2時間くらいかけて年越し参りのハシゴをするのが以前からの習わしでしたが、このコロナ禍で少々異変が。

2020年の1月はまだコロナ禍は近づいて来ていたとはいうものの、例年と全く変わりなく年越し参りができました。しかし翌年は警戒して出かけるのを断念しました。昨年は2年ぶりに家を出たものの雪が降っていて風も少しある極寒の世界(桑名市としては)。結局すぐ近くのお寺で鐘をついて、氏神様にお参りしてそそくさと帰宅しました。

さて今年です。昨年と打って変わって風もなく暖かな年の瀬、薄いジャンパーだけでOKです。年が明ける20分くらい前に家を出たのですが、なんとなく人出が少ないような感じがしました。まず氏神様に。

いつもだとテントが設営されていてそこで甘酒やらお神酒をふるまっているのですが、今年はテントの設営はありません。ドンドも小規模でした。もっともドンドが必要でないくらい暖かかったですが。氏神様のあとはすぐ近くのお宮さんに。ここはいつもお神酒をたっぷり飲ませてくれるところです。

ところがここもなんか人が少なく、お神酒を盛大にふるまってくれるおじさんもいませんでした。ちょっとがっかりです。そういうことを期待して年越し参りをしているようではバチがあたりますが。

そのあとは中学校のすぐ近くにある戦国武将ゆかりの神社と、奈良時代の天皇にゆかりがある神社にお参りをしました。両社ともやはり人が少なめで、例年ならあるはずの振舞やらくじ引きはありません。

年越し参りのハシゴで甘酒、ぜんざい、お神酒などのフルコースを満喫するのですが、今年は今のところ何も胃袋に入っていません。次は一番豪勢な(振る舞いが)、旧東海道筋にあるお寺へ。ここはなんと年越しそばまであります。ところが行ってみるとほとんど人がいません。例年だと鐘つきに人が並び、鐘が響き渡り、テントでは年越しそばがふるまわれ、甘酒屋お神酒もありました。でも今年は何もなく寂しいものでした。代わりにというのも変ですけど、おみくじを頂きました。

さてその次は桑名城にほど近い大きな神社にお参りするのですが、今年はガッカリが多いので意欲がなくなってきて断念しました。振舞目当てのお参りで誠にバチ当たりですが。でも一応4社1寺にきちんとお参りはいたしました。

今年は第8波がピークを迎えていることからまだまだ皆さんの警戒心は強いようです。戦争が終わり経済も立ち直り疫病も退散して、来年の年越し参りこそはフルコースを授かりたいものです。