土地を持って引越しはできないので。

これから家を建てられるお客様の土地を、社長と見に行った。昨日不動産屋さんに行かれるというので、メールに添付された土地の形状を見て、不動産屋さんで確認したほうがいいことをアドバイスさせていただいた。

　当社にお越しのお客様も、家を建てる業者を探すよりも、気に入った土地を探すほうが大変だったと良く感想をもらされる。
先祖伝来の土地に家が建てられるという人は、ある意味でとても幸せなことなのだと、しみじみ思う。

　土地を持って引越しはできませんので、じっくり腰を据えて探してください。と申し添えた。

　土地は最初の価格が安いと思っても、元が農地であれば、その後造成費用に、水道や下水の引き込みのお金もかかる。不動産の取引に慣れない方には見えにくい費用があるので、気をつけなければならない。

　まだ土地が決まりませんという方とお話すると、結構あちこちの土地を見ていらして「私より詳しいです」ということはたびたびです。

　帯に短し、たすきに長しとも良く言われますが、理想と思われる土地はなかなか
ありません。叶えたい条件を書き出してみて、譲れるものと譲れない物の検討をしてみるのも一つの方法です。

　「気にいったー」と、思える土地が見つかるといいですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　依田　美恵子

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