根回しって本当の意味は?

2018年05月26日 | 長野労基のひと口コラム
新年度になってから、飛び回ってばかりいたようで、少し時期が遅い話題です。

 中身が遅いのではなく、ネタ元がですが。

 長野労基の4月のひと口コラムです。

 「根回し」って本当の意味は?です。

 しばらく前の某会議の席で、会長がかなり先のイベントの事務局のご指名をしました。指名された方は私の隣の席でした。

 指名された方が、「これから会長とご相談させていただいてやっていきます」というような大人のご返事をしました。

 さすが会長・・・・以前から役員会でお名前が出ていたから・・・・根回ししたんだと思ったのでした。

 会議の終わった後、お隣の方に「お話しがあったんですね」とお聞きしたら・・・・「全然・な・ん・で・す」って。

 私もびっくり仰天しましたよ。

 以下引用です。

 4月は草木が伸び始める時季ですが、職場でも年度初めということもあって会議、打ち合わせが多い時季。

 両方に関連する言葉として「根回し」を取り上げます。

「根回し」は、会議等で思惑通り進めるために、事前に関係者に話をつけておくことを言い、昭和40年以降よく使われるようになりました。

 最近では一部の英語辞典で紹介されたり、海外でも通用する日本語になりつつあります。

 「根回し」という言葉は、元々は字のとおり、植木に関係する言葉で、「樹木の移植に先立ってねあらかじめ根を切り詰めて新しい根を出させること」を言います。

 生育した樹木をそのまま移植すると活着せず、生育不良には断ち切って、新たな細根を発生させるようにします。

 新しい細根は水分や養分を活発に吸収するので、移植先で活着させることができるということです。

 ただし、慎重にやらないと移植前の樹木を弱らせることになるため、植木職人の技のひとつになっているそうです。

 会議の「根回し」もきちんとやったつもりが、思わぬ者から予期しない意見が出て頓挫することがあり、慎重さが求められることも共通しているようです。

 以上引用終わり


  若い頃です。研修場所を決める会議で、意見を求められたので、一生懸命答えたのに、いちいちケチをつけられてすごい人間不信になりました。

 会議を主催する人なら当然「案」はもっているハズです。どうしてもそこに落ちつけたいなら、それなりの方法があったはずです。

 その方とはその後のお付き合いを変えました。

 私それで根回しの大切さを知りましたよ。

  我が家の庭の松、30年ばかり前急遽道路拡張の話が出て、移すことになりました。だれもが無理と思いました。

 松の部分だけ、工事を後回しにしてもらえないものでしょうか、と私は父に言いました。

 父は息子が役所へ勤めているのに、そんなゴネルようなことはできないと、根回しもしないまま移植しました。

 それでもそれでも、松は定着し一同ホッとした思い出があります。

 その松が大事で、除草剤も使わず、コンクリ打ちもせず、私、松様にご奉仕しています。

 
                                     依田美恵子
       軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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コメント
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