お弁当・・・・たまにはお休みも

2011年10月22日 | 日々のこと
弟子の章君と社長の出張でお弁当をつくらなかったみゆきさんが、朝からお昼を何にするかで盛り上がっています。

 毎日お母さんのお弁当の章君、先日来、誰彼が取る出前に憧れていたようです。
それはなんと双葉食堂さんの「あんかけ固焼きそば」です。

 それはごはんの都合でお弁当を作らなかった私が頼んだ物。もちろん大盛りを頼みましたよ、章君に分けてあげようと思って。

 それが大盛りも大盛りでした。大皿にど~んと山盛りです。もっとも麺が揚げてあるので嵩がでるからでしょうね。

 どうみても2人前です。

 章君おいしかったみたいなんですね。早朝から出かけたお母さんだから、今日はお弁当がないはずだと、とってもうれしそうです。

 でも届いたんだなあーお弁当。

 お母さんそのお弁当食べて!!・・・・楽しみにしていた章君の代わりに私が言っちゃいました。

 もちろんお昼にはその大盛りの固焼きそば、誰よりも早く分け前をゲットした私です(笑)これ好きなんですもの。

 毎日お弁当作ってもらえるなんて最高なんですが、たまには食べてみたい物なんですね。そんな気持ちわかりますよね。
依田美恵子

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もう秋・・・・ですね。

2011年10月21日 | 日々のこと
 道端の花もお庭の花も少なくなってきました。名残花が1輪2輪と風にそよいでいます。もう秋・・・・さみしくなっちゃうんですよね。

 昼休み散歩をしました。人間ドック前はすごく現金な私です。
よそのお庭のお花もチェツクです。おやおや季節はずれのアイリスが咲いています。びっくりです。

 我が家はもう柿を採りましたが、他所のお宅のはまだ熟していないようです。風に吹かれて柿の葉が足元に舞い落ちました。

 先日の浜の湯の柿釜に本当にきれいな柿の葉が使われていました。紅葉した柿の葉って、なんて素敵な色のハーモニーでしょう。赤に緑・・・それが1枚1枚全部違うのですもの。

 思わず拾ってしまいました・・・・それも30枚も。これで何をしょうか・・・・楽しみが膨らみます。事務所の冷蔵庫に仕舞いこみました。

 ナナカマドが急速に赤みを増して、ドウダンツツジは澄んだ赤色に、会社のブルーベリーもそれに劣らず美しい赤色です。あらっ、まだ実が成っています。ちぃちゃな実が今頃まで律儀に実るっているのです。口に含むと水気が少ない分濃いお味です。こちらも夏の名残ですね。

 事務所の横に私が高校生の頃植えたピンクのバラがあります。なかなか目にする場所ではないので、気に留めることがなかったのですが、散歩しましたらそれも目に入りました。

 花の少なくなった今なんとなく貴重品です。蕾ばかりを切ってきました。
一輪のバラが心をなごませてくれます、秋の夕暮れです。でも秋とバラなんて風情がありませんね。
 
 夕方冷たい風が吹き始めた佐久です。もう秋・・・・です。
                依田美恵子

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10月20日はリサイクルの日

2011年10月20日 | 日々のこと
10月20日はリサイクルの日。今朝の週刊さくだいらで、日本で3番目にゴミが少ない佐久市という記事が掲載されていました。

 環境省から3月に21年度における全国の家庭ごみなど一般廃棄物の総排出量や処理状況などについての調査結果が発表されてそこからの数字です。

 それによるとごみの総排出量は4625万トンで前年比3.9%減少。2年連続で5000万トンを下回り、1人1日当たりの排出量も994gと同比3.8%減。

 再生利用量も減少しているそうですが、リサイクル率は20.5%増加。・・・・わかりますよね。

 佐久市は1人1日当り723gだという。人口10万人以上50万人未満の自治体の中では3位。・・・・人口が少ないところほど少ないかもしれないわね。農家は生ごみを家庭で処理しているもの。

 たしか減少目標はもっと高かったはず。

 断捨離ブームで本屋さんに行けば、その手の本が山積みの時代。私を含めて家の中を片付けたい人が多いから、その手のごみはこれからも年々増えていくでしょうね。

 減少しているのは分別による、リサイクルや再利用のルートができたということかも。

 最近見かける無料回収、古い家電の山を見るにつけ、どこのお宅も仕舞いこんでいるんだわと思う。家電の下取りが有料になってから山ん中に放棄する人が絶えなかった。

 ほんと誰がそれを片付けるのよね。

 それがなくなるだけでもいいかしら、それに資源のない国だもの、有効に使わなくちゃあね。

 本日中国がレアメタルの製造を1ケ月止めるというニュースを聞いた。いろんな事情と駆け引きがあるのだろうけど、資源のない国は辛い。

 どこの家にも使わない携帯の数ばかにならないと思うんだけど、これを集めてレアメタル取り出したほうがいいんじゃあないかしらなんて考えてしまった。
                     依田美恵子

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小奇麗に暮したい・・・・そう思う季節なのですね。

2011年10月20日 | 家事のこと
秋風が吹き始めたからでしょうか、先日「急がないけど、畳の表替と襖の張替お願いします」と依頼されたお客様にカタログをお届けしようと支度していた矢先、お電話が入りました。

 障子の張替のご依頼でした。

 そして午後、いそがしく襖を張り替えたいという別のお客様からのご依頼です。いそがしくカタログをお届けにあがりました。

 ヘルパーさんが見えてくれるようになったので、キッチン廻りを直したいというお客様や和室の繊維壁をクロス貼りに変更したいお客様等々、このところ「きれいにしたい」お客様が増えています。

 小奇麗に暮したい・・・・そう思う季節なのですね。

 先日帰宅しましたら、柿がど~んと届いていました。もうそんな時期ですか?
今年は季節が急いでいるのだそうです少なくとも昨年より1週間は早いわ。

 明日剥くからいいよと主夫は言いますが、包丁さばきは私の方が上手だもんね、と一言いって9時制限で夜なべをすることにしました。

 その前に地梨も届いています。黄色くなるのはいいのですが、虫が入るので、その処理で手間取ります。庭の無花果が1.2kも熟していました。

 無花果はジャムにしました。地元産のにんにくを大量に買ってきましたので、醤油に漬けました。

 そして夫と向き合って柿の皮を剥きます。皮を外に干しに行った夫が「お前のは漬物にはいいかも」と・・・皮が厚い・・・・らしい(笑)

 お互いに100個ほどずつ剥いてほぼ時間通りに終えました。
今年はとっても豊作なんだそうです。これの5倍はありそうだとか・・・・後は日中に主夫にお任せすることに・・・・。

 我が家の風物詩となった柿暖簾・・・・楽している主婦です。

                   依田美恵子

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霧が峰高原の紅葉

2011年10月19日 | 
 浜の湯の夕食は料亭風の個室です。最初にビールのはずが出てきません。食前酒の梅酒で乾杯してくださいと仲居さんが言うけれど、これって最悪でしょう。最初に甘味では、おいしいお酒はいただけません。本当に止めてよねと思うセッティングなんだなあー。

 オプションで松茸料理もあったけど、特別の思いいれもないからパスしていたけど、さすがにこの季節、焼き松茸とお鍋に松茸が付いています。

 さすが・・・さすが不作の年のようで、半分はシメジでしたあー。きのこ3切れに塩ぽんずジェレと明石の塩が付いています。どうみてもキノコの量より多そう(笑)。

 これなんのお味?・・・・仲居さんに尋ねましたら「お献立表お出しするの忘れてました」そうで・・・・。なんと近江蒟蒻でした。上にのっていたトリュフ・・・何物かも分からずにお腹の中へ(爆笑)

 最後の松茸ご飯をいただいて、今何時?で驚き、2時間40分も経っていました。随分おしゃべりしていたものですね。

 これだけしか見ないドラマのために、たったの15分でお風呂に入り、テレビを見ながら眠りについたのでした。

 昨夜あんなにいただいたから、今朝は加減をしたいと思うのに、あんまりたくさんの料理に困っちゃうんだなー・・・・。

 まさかに11時のチェツクアウトまで長居をする方はいないと見えて、朝湯も貸切状態でした。

 さらにサービスのティータイムを過ごし、おかみさんのお見送りを受けて帰路についたのでした。

 やっぱりいいお宿はいいわあー、また伺います!!っておかみさんにお約束しちゃいました。

 せっかくだからいつもと違う道・・・・紅葉を求めて霧が峰高原経由です。カーナビはいいわあー、隣にいてあっちこっちって地図係りしなくていいもの。

 唐松の紅葉は、まだ始まらないのか終わっちゃったのかしらという状態で本当にきれいな場面がありません。

 それでも赤や黄がスポットできれいです、富士山が見える地点では、遠くの山が澄んだ青の濃淡です。それらの山裾に雲が流れています。一番遠くに見える富士山は雲海の中で浮いているようです。

 あまりの美しさに、車を停めてシャツターをきりました・・・・こんなの最高。
車の外は13度・・・・思わず襟元をかき合わせました。

 今朝写真をアップしょうとしたら、どういうわけか撮れていません。これってどういうこと・・・・涙、涙です。


 白樺湖周辺は今紅葉の盛りの様です。平日のせいか賑わいも少なく、静か過ぎる湖畔の佇まいでした。

 最後は道の駅に寄って、お野菜をゲットです。クレソンが1袋100円です。今夜はクレソンと豚肉のお鍋にしましょう、と夕食のメニューが決まりました。

 そしてお昼も軽く済ませる積りだったのに・・・・・人間ドックまで1ヶ月を切った身には辛いんだわー。

 今夜から、歩きましょうか(笑)

依田美恵子

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上諏訪温泉「浜の湯」と諏訪の街

2011年10月18日 | 
飯山からなんで諏訪なの、という素朴の質問もありやなしや。なんたってホテルがとれなかったのでした。究極土曜日泊を変えたら・・・取れたんです。

 上諏訪温泉の「浜の湯」、ずっと昔に泊まったことがあって、そのご縁で「浮城くらぶ」に入会させていただいていたのですが、休日以外に出かけるなんて夢の夢の日々でしたから、まったくご縁がないまま実はかなり心苦しく思っていたのでした。

 くらぶ会員には数々の特典があるのですが、チェツクインが2時でアウトが11時です。これなど温泉だけあれば充分の父母にはピッタリです。

 優先的に眺望のいい上層階のお部屋ということで今回は9階でした。窓からは諏訪湖が見えます。夕日が諏訪湖のむこうの山並に沈んでいきます。赤い太陽が湖面に最後の光を与えています。あ~きれいと思わず口にしてしまいました。

 エレベーターに同乗した見ず知らぬ男性が「もう一度最上階まで行ったら」と勧めてくれました。う~んいいかも。

 大きなホテルで今夜は200人だとか。

 長野県内も今年はホテルの倒産が多くありました。団体旅行が減った時代から、観光旅館やホテルのあり方が変わってきましたが、リーマンショックや今回の震災は人々の心に大きな影を落とし、それをもろに受けたことも影響したのでしょうか。

 個人客のリピーターを増やしたい・・・・それが「くらぶ」発足のねらいでしょう。

 大きなホテルで格式を維持することは大変なんでしょうね。トイレもウオシュレットだし、テレビも最新式になっているし・・・・と。でもお部屋の飾り物もお取替え不要のものでした。

 まあ一番の悩みは全体の設備・建物の修繕費の増大でしょうね。夫と窓から玄関・アプローチ部分の広い瓦屋根を見て、凄い広さねえと瓦の数にも感心してしまったのでした。

 早めにチェツクインした後、夫と諏訪の街の探索に出かけます、前回来たのはちょうど2年前、同じところを歩きながら、町並ウォツチングです。

 この街も空洞化しています・・・・本当に古い建物も多いのです。「あのガラスから見るとどう見ても戦前だわ」。街中は隣とピッタリとくっついています・・・・修理するにも問題だわねえ、と気になるのでした。

 あの「丸光」も変わってしまったし・・・・と歩きながら、バリアフリーにはなっていない歩道に、車はいいけど歩行者が一番大変と思うのでした。

 普段自分の街を歩く事が、ほとんどないだけに、こんな非日常の日々の中で体験してしまうのです。

 さらのところに街を作らない限り、掘り返し・掘り返しの繰返しの結果ですもの・・・今さらこれをどうすることもできないでしょうね。

 真澄酒造さんでお買い物。お酒以外の商品もいろいろあります。ここの上等の調味料がお薦め。今回生ラー油を作るための「ゴマ油」に、おでん種用の「結びコンブ」をゲットしました。ほんとに些細な買い物。なんたって歩きですもの。もちろんお酒は外せませんけど。

 それと「横山 タカ子」さんの「さしす料理」の本。先日本屋さんで探したけれどなかったのでした。この酒蔵にはこの手のこだわりの本もけっこう置いてあるので、楽しみのひとつなのです。
 
 浜の湯のことに行き着きませんね、長くなりますので改めます。

依田美恵子

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高橋まゆみ人形館

2011年10月17日 | 
飯山市の「高橋 まゆみ人形館」に行ってきました。どこかへ行って見たいなんて言った事のない父が「あの人形」を見てみたいと言ったのは、昨年の今頃だったでしょうか。

 なかなか行く機会がないままにここまで来てしまったのです。トップシーズンでホテルもうまく取れずに、とうとう日曜日のお泊りになってしまいました。

 まあー私以外は・・・・毎日が日曜日ですから・・・・。

 朝から栗おこわを蒸かして、出掛けに兄と弟と息子の家に届けてと、小諸のインターに乗れたのは9時40分でした。

 そこから1時間です。確かに今日は9月の上旬の陽気と予報が出ていましたが、暑いこと暑いこと。

 11時到着したのですが、な~ん~と驚きました。入口には100人もの長蛇の列です。
とりあえず並んでみたら、それは予約している団体客の一団でした。

 個人客は混んでいるなりに並べはいいようです。駐車場探しの夫が来ないうちにどんどん中に押されていきました。

 高橋 まゆみさんの人形は、みなさんもどこかで1度はごらんになっているかもしれません。

 誰もが心温かくなる素朴で情愛深い人形です。世の中に美しい人形は数多ありますが、それとはまったく違った次元のものです。素朴で心のふるさとそのものです。

 飯山にはそんな題材になるような・・・やさしさ・・・がまだまだたくさんありそうなのです。

 見る人の琴線にふれるのでしょう。見ている人の顔がみんなほっこりしています。心穏やかになってきます。それにしても凄い混雑です。

 これから出て小布施で食事と思っていたのですが、敷地内の食堂で呼び込みしています。「富倉そばと笹寿司」です。

 父が人形館の建物と食堂の建物の外部の材木を見て感心したような顔をしています。「何が?」と思いましたら、人形館の木は米松の1等材を黒く塗っていました。食堂の木はピーラー材でした。なるほど・・・と私は納得してしまったのです。

 飯山は雪国です。家並みを見れば雪国ならではの工夫がみられます、瓦屋根はありませんし、雪が滑り落ちやすい角度になっています。

 それにしても「富倉そば」の固かった事。歯がたちませんでした。ここでこれを食してきた方にはこれが「そば」なんでしょうね。つなぎの小麦粉が採れなかった昔、食物の繊維をつなぎにしたそば粉100%なんだそうです。

 そばの香りは抜群でした。「固いって書いていただいてあれば・・・」って笑っていったら「つまらないでしょう」って言われてしまいましたけど。
「テレビでも取り上げられた」とのこと。有名なんですね・・・・????。

 母の分茹でなおしてもらったけど、やっぱりコシの固さはピカ一でした。

 みなさんお試しあれ・・・所変われば品変わる・・・郷に入れば郷に従えでしょうかねえ(笑)

                        依田美恵子

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山道が荒れて

2011年10月15日 | 信州の木材
久しぶりの雨です。ちょうどいいお湿りなとこはいいでしょうが、局地的に大雨予報が出ています。災害が多かった年でしたので、二次災害が起きなければいいですね。

 先日のお休みに、父が持ち山の界を息子に教えたいと言います。俺も行くかなあーと夫が言いますが、軽トラックには2人しか乗れません。

 1代おろのきで息子に教えておいてください、なんて夫が多忙な頃私がお願いしたのでした。

 山なんて、嫁に来た年にキノコとりに一度行っただけ。いまやその方向さえ定かではないのです。

 かっては自家用に使う木を伐りに行っていたはずだが、いまやそれらは工業製品に代わり、自分の山でも正月用の松の枝にしか使い道のないのが実情です。

 界といっても国土調査が入っているので、この当りだけ分かればとみてきたらしいが、軽トラックでも途中までしか行けないほどに、山道は荒れていたらしい。

 それでも赤松がいい木になっていたとうれしそうだった。紀元2600年記念に2600本植えたという唐松、植えた時から孫の役に立てばと思っていたらしいが、それが現実になることがあるでしょうかか。
 
 「それでもここにきて日本の山の事情が変わってきましたから、いいこともあるかもしれませんよ」とフォローしましたけど。

 山が木の資源価値を失っていた時代から、自国の資源を使わなければならない時代がようやくというかとうとう来た。

 これからはどう安く木を市場にのせられるかでしょう。日本の人件費を考えると、山元に還元できるのは僅かであろう。それであっても山を再生していく必要は大です。

 地元に居ても持ち山の存在場所さえ定かでないのですから、不在地主に至っては、持ち山の存在すら意識してはいまい。

 個人の小さな山を団地化して整備する方向にきた。個人のものであっても、環境は国民全体のものであるということでしょう。

 夕食の席で80代半の父母か若かかり日、山に作業に行った時の話で盛り上がったのでした。

                      依田美恵子

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秋・・・日毎寒さがつのります。

2011年10月14日 | 住まいづくり
 ここ暫くすばらしいお天気ですね。お天気がいいと幸せな気分になれます。でもハッと気が付いたら風邪をひいていました。「あれー、どうして」という気分です。

 そんな訳で大事にして薬も飲んで静かにしています。週末から父母と温泉に行く予定になっているからです。

 今朝も明け方気温がさがりました。築30年の在来工法の我が家はやっぱりそれなりに温度が下がります。秋バージョンの寝道具では、なんとなく身体が温かいという感じがしません。

 起きて1枚掛けるという気力がありません。身体を丸めて耐えていた結果が風邪なんですね。

 寝ていて風邪をひく・・・・こんなことありかーですよね。

 今年の夏は長くそして突然に晩秋のような寒さが来て・・・・母が「今年は秋がなかったねえ」と言いました。

 年齢と共に新陳代謝が落ちてくるのですね寒さを訴えます。

 暖かい家だったらと思わずにはいられないのはこんな時です。

 バリアフリー・・・・段差のない住宅の代名詞みたいですが、一番必要なのは温度差のバリアフリーです。

 ストーブを焚けば暖かくなるというレベルではありません。
いままでは多くの方は、家中の温度が一定になるというレベルの家を知りませんでした。

 今しっかりとした器の家であれば、僅かな熱源で家中暖かくなるのです。

 当社の体感ハウスで「20度の温度設定で・・・」とお話をしたら、うちはもっと暖かくしていますよ、と返ってきました。

 それって顔の部分は25度で、天井は30度でも足元は寒く感じませんか、と。
そうなんです、それが当たり前だと思われていたのですから・・・・。

 お部屋の床と天井に温度差がないことが、家中に温度差がないことが、どんなに身体にやさしいことなのか、知って欲しいです。

 築30年の中途半端の築年数の我が家、父はこの家は100年は大丈夫だと申しております。家は大丈夫でも人間が・・・・と思わぬでもありませんが、嫁である私は今年も建替するより安いのでストーブどんどん焚いてくださいって言っているんです(苦笑)

 ここ1~2年、畳の表替をしようかしないかと悩んでいます。38枚もあるボリュウムもそうなんですが、5歳を頭に3人の男の子。いまや家中カーレース場ですから。

 それでも時期というのはあるから・・・・。

 
依田美恵子

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亡き母と向き合った時間。

2011年10月13日 | 家族
 とんでもなく予定外はレースのカーテンの長さ調整。レースというよりも、薄いすける生地シフォンといいますかしら。前夜脚立を持ち出して吊り込みしてくれた夫に再度外してとは言えないから、吊ったままでの作業。

 長さを5cm縮める・・・裾には錘のワイヤーが入っているから、まあ古屋の造作みたいなもの。自室だし体裁よりも実でいくしかあるまい。

 待ち針をしてもこの化繊の薄い生地を中途半端の姿勢で縫うことは最初から無理のこと。

 私の年代は針の長さの表現はできないけど、縫うにはそれなりの針が必要と針箱を探す。嫁入り時に用意したまんまの針と糸・・・・絹用の針に、ミシン針にと今となってはどうでもいいような針ばかりが目に付く。ミシンは「おしめ」を縫った程度で壊れてしまったし、絹地の着物なんか縫う技量もなし・・・・と、あきれつつ時代遅れの裁縫箱をひっくり返した。

 それでもミシン会社からサービスでいただいた中に見つけていた針が入っていた・・・・・やっぱり仕事をするには、それなりの道具が必要なのよ。

 昔から使っていた金の指はめはどうやっても適当な場所に納まらず、娘の皮の指はめに登場を願ったがところで・・・これってどっちが上なのよ!!

 90歳まで針を持ち続けた母の指には常に指はめがはめられていた。

 あれは中1の夏休みの最後の日だった。何か作品を提出しなければならないから、枕カバーを作ろうとした私。母がしっかり待ち針までしてくれたのに、早いが取り柄とばかりに強引にミシンを踏んだ私。

 母に「本を読む女は裁縫が嫌い」という強烈な感想をもらった。

 その意地があったのかもしれない、高校を卒業した春から学生時代の長期の休みに、お針の稽古に通った。自分の頭の中では肌襦袢から単衣、そして次にはとシュミレーションができていたのに、なんと・・・・袷で挫折した。

 袷が袋になる・・・・今それをなんと表現するかわからないが・・・・母は評価はまとを得ていたらしい・・・・それ以来、母流に言えば本を読む女にあまんじたのである。

 だから今でも浴衣しか縫えない。

 レースのカーテンの裾上げはそれらの日々を思い出させてくれた。

 針仕事を通して母が言った縫い物の言葉の数々が思い出される。待ち針の打ち方も布の持ち方も糸の長さまでも・・・・。

 つい最近まで必要な縫い事は母に持ち込んで済ませていた私、運針も手縫いも縁のない何十年を過ごし、今こうして針を持ちながら亡き母と向かい合ったのだった。

                      依田美恵子

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