院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

このたびの地震に寄せて(14)

2011-04-01 13:50:57 | Weblog
 放射能に関するマスコミ報道があいまいである。TVに出演する「識者」の発言もあいまい、または迂遠である。何故そうなのかが最近やっと分かった。マスコミは責任を取りたくないのである。政府が発表した以上のことを言いたくないのだ。

 このほど某大学教授のK君が地元のTV局に解説を頼まれた。その際、TVで「魚は安全だ」と言うなというのが条件だったという。

 K君は魚は安全だと考えている。それを言うなというのなら、何のための「識者」による「解説」なのか?「識者」はただのお飾りか?

 この欄でつねづね批判しているマスコミだが、もう批判する気さえおこらない。「識者」はついに投書者と同レベルになった。投書とは受けたメディアの思想にに沿ったものしか掲載されない。

 これまでは長崎放射線医学研究所のHPが役に立った。福島原発事故以前に書かれた記事がおおかったからである。事故以来、政府見解なぞも載せるようになり、その信用度は大きく下がった。