「寄らしむべし、知らしむべからず」という言葉は現在では悪い意味とされる。しかし、元来はよい意味で使われていたのである。
つまり、民衆が「あの殿様に任せておけば大丈夫だ」と感じるように政治をせよという教えであって、瑣末なことは民衆に知らせなくても、信頼を勝ち得ることはできるということだ。
民主主義では、知らせることは基本である。でも、やはり「寄らしむ」ことも重要である。
今回の災害で、政府は「寄らしむ」ことができなかった。だから、徹底的に知らせなくてはならない。なのに、「知らしむ」ことさえできていない。
「知らしむ」ことにマスコミも協力していない。専門家に聴けば分かりきったことが多いにもかかわらず、あとで批判されることを恐れているのか、大切なことを報道せず、枝葉末節ばかり報道している。
大本営発表以外に戦争報道をしなかった戦前のマスコミの態度が、今のマスコミの態度に重なって見える。アメリカ海兵隊がパラシュート部隊で仙台空港に侵入し、重機を次々と持ち込んで1ヶ月で空港が使えるようにしたことを報道しない。
台湾が人口当たりの金額としては、アメリカよりも多い額の義捐金を寄せたことを報道しない。
前から思っていたけれども、マスコミはアホであるばかりでなく偏向していることが、このたびの災害でよく分かった。
つまり、民衆が「あの殿様に任せておけば大丈夫だ」と感じるように政治をせよという教えであって、瑣末なことは民衆に知らせなくても、信頼を勝ち得ることはできるということだ。
民主主義では、知らせることは基本である。でも、やはり「寄らしむ」ことも重要である。
今回の災害で、政府は「寄らしむ」ことができなかった。だから、徹底的に知らせなくてはならない。なのに、「知らしむ」ことさえできていない。
「知らしむ」ことにマスコミも協力していない。専門家に聴けば分かりきったことが多いにもかかわらず、あとで批判されることを恐れているのか、大切なことを報道せず、枝葉末節ばかり報道している。
大本営発表以外に戦争報道をしなかった戦前のマスコミの態度が、今のマスコミの態度に重なって見える。アメリカ海兵隊がパラシュート部隊で仙台空港に侵入し、重機を次々と持ち込んで1ヶ月で空港が使えるようにしたことを報道しない。
台湾が人口当たりの金額としては、アメリカよりも多い額の義捐金を寄せたことを報道しない。
前から思っていたけれども、マスコミはアホであるばかりでなく偏向していることが、このたびの災害でよく分かった。