院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

このたびの地震に寄せて(22)

2011-04-23 23:23:15 | Weblog
 本日、オーストラリアの女性首相が、外国の首脳としては初めて被災地を訪問したと、美談のように報道されていた。

 私からすれば、いまごろ来ても遅い、ということになる。

 なぜならば、3月11日の震災後、真っ先に東京の大使館を閉鎖して逃げたのが、オーストラリアだったからである。(これについては、2011-03-17 のこの欄で報告した。)

 その罪滅ぼしのために、被災地を回ったのだろうけれども、侮ってはいけない。知っている人は知っているのである。

 上と同じ頁で、フランスが早々にチャーター機を飛ばして、在日フランス人を全員連れ帰ったことを報告した。この事実が押さえられていれば、サルコジ大統領がなぜいち早く来日したか、すぐに意味が分かるのである。

TV番組「スター誕生」

2011-04-23 16:38:08 | Weblog
 人気タレントの山口百恵さんは、TVのオーディション番組から出てきた。「人買い」みたいなスカウトの集団がいて、このタレントと契約交渉するかどうか、札を立てるのである。

 山口百恵さんが出たとき、スカウトの札がいっせいに挙がった。そのTV番組を私は見ていた。私にとって、当時の山口百恵さんはあまりサエない、普通の娘のように思えた。ところが、スカウトの札が林立したので驚いた。

 その後の山口百恵さんの出世は、みなさんご存じのとおりである。そして、絶頂のころサッサと引退してしまった。だから、なおのこと山口百恵さんは世間から忘れられない。スカウトはさすがにプロだと驚いた次第。

 番組の同じ回で、マッハ文朱さんという人がいた。この人には札は挙がらなかったが、別にスカウトされて、一時、女子プロレスをやっていたが、消えてしまった。

 この番組の何が面白かったかと言うと、作詞家の故阿久悠さんのコメントが優れているところだった。(番組自体、阿久悠さんの企画だった。)

 阿久悠さんは、例えば次のようなことを言った。「君はきれいだが、華がない。芸能界に入るべきじゃない。ふつうのお嫁さんになりなさい」。こうしたコメントによって、「スター誕生」は伝説となった。

 同じような趣向の番組に「勝ち抜き歌謡選手権」というのがあった。10人勝ち抜くとプロへの切符が渡される。ここで10人勝ち抜いてプロになった人に、歌手の八代亜紀さんがいる。

 八代亜紀さんは、うまかった。しかし、歌うときの顔つきが、力が入りすぎて鬼のようになってしまうのだ。審査員にそこを指摘された。誰だったか忘れたが、次のように述べた。「あなたは歌がうまいのだから、顔を何とかしなさい。もともと、きれいな顔なんだから」。八代さんはプロになってから、オーディションのときのような、険しい顔は絶対にしなくなった。

 当時はオーディション番組がブームで、名称はあやふやだが「お笑い勝ち抜き選手権」といった番組があった。この番組でプロになったのは、モノマネのコロッケさんだ。コロッケさんは、ちあきなおみさんのモノマネをして、顔まで似ていて爆笑した。

 ちあきなおみさんは、うまかったが20年以上前に突然姿を消したから、コロッケさんのモノマネが分かる人は少なくなっただろう。

 AKB48などのオーディションや人気投票が盛んである。これもまたTVエンターテインメントにしたら面白いと思うし、私は視聴するつもりである。