電子工作サークルで製作した「LED花火」は太陽電池2枚でNi-NH単3電池×4個を充電する様にしているが、太陽電池の出力は4Vに対し Ni-NH単3電池が4.8Vなので満充電にならない。そこで昇圧(アップ)コンバータを製作してみた。
回路はタイマーIC(LM555C)で発振させ、この出力でトランジスタをON/OFFさせ電源にシリーズに入っているコイルのリアクタンスを利用した逆起電力で昇圧しようというもの。発振回路は周波数を変えずにON/OFF比を可変抵抗で変えられる「エレ工房さくらい」の「点灯比率可変型LED点滅回路キット」を参考にして、発振周波数は約300kHzにしました。インダクタはATX電源ジャンクに付いていたトロイダル型を交換して試してみた。手持ちの市販マイクロインダクタの100μHだと出力が減ったので、これより小さいみたいです(コアの材質にもよるかと思いますが)。結構小さくても使えました。
電源フィルタ部分に使用している2巻き線(検索したらコモンモードチョークコイルでした)の片側使用が一番良かった。
余談:検索でコイルと入力したら、NHK教育テレビで放映している人気アニメ「電脳コイル」がトップに検索された。娘が良く見ているアニメであり、特にサーバー関係のコンピュータ用語(ドメインとか)が出てくる。思うに、作者も相当通みたい!でも、なぜコイルなのかは解説が無いので不明。娘が言うには、NHKのアニメはレベルが高いという評価でした。
ON/OFF比も変えて見て、一番出力の大きいところに合わせる。3V入力時・無負荷で11V位の出力があった。
実際、太陽電池を接続して、充電電流を測定したら、約100mAとなった。何とか使えそうである。今度のサークルで紹介しよう。