トラブルシューター

私の修理・製作体験記(茨城・県西おもちゃ病院・JA7FJP/1)

ポンプはモーターの回転方向をチェック!

2008-03-26 21:42:50 | おもちゃ病院

最近、会社でポンプに関係する故障が相次いだ。

作業台を油圧で上下させるリフターというものだが、これが突然上昇しなくなった。油圧はポンプをモーターで駆動し行なっているが、正常?に廻っており、オイル量も問題無い様だ。油圧は得意で無いのでどうも原因が判らない。メーカーとの電話によるトラブルシュートでも判らないので、業者に来てもらって調査したところ、モーターの接続が逆(3相モーターなので2本が入れ違い)でポンプの役目をしてなかったのが原因だった。逆に接続しているなんて、言われなければ判らない。どうやらケーブルを誤って切断してしまい、間違って接続してみたみたいである。

おもちゃのポンプも同じ原理で、確かに+-を逆に接続すると出ないですよね。

もう1つはスポット溶接機の電極を冷却するのに、水を循環しているのだが、これが最近、冷却されないという。確かに4台分を纏めて供給しているので、ポンプから一番距離が遠い、本機の条件が悪くなるのは考えられるが、今までは使えていたのだから何か他に原因が有りそうだ。私も今の会社に入って2年半なので設備事情は良く判っていない。供給源を見てみると、屋外に有る水槽に水中ポンプを入れて吸い上げてこれを分岐して供給している。密閉もされていないので、水垢などが付いている。分岐のパイプを外して見てみると、水垢が詰まっている様で、エアーを通すと大量の水垢がどば!っと出てきて、これが原因だった。

恒久的には、水垢を発生させない・吸い込まない構造に改良する必要がありそうだ。

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プリンタとダンプカーラジコン修理

2008-03-26 09:44:33 | おもちゃ病院

Img_3648_r Img_3649_r 先日、先輩宅に新型プリンタ複合機の修理に伺って、ついでに、ダンプカーラジコンの修理を依頼された。

プリンターはインク交換の際、USBメモリーの保護キャップを誤って内部に入れたらしい。テストプリントをしても左側が引っかかる。本体を振ると、カラカラ音がするので、開けられる蓋は開けて見たが出てこない。そのうちに音がしなくなった。試しにテストプリントすると正常に印刷出来たので、このまま様子を見て貰うことにする。

依頼されたラジコンはトイコー製のコマツHD785というので、実際、小松製作所で限定販売していたものを2台購入したとのこと。1台は、車体の破損も有り。

その場では、うんともすんとも動作しないので持ち帰り、電池チェック、どちらも車体側の単3×4本は異常無し、送信機の006Pは容量無し。ということで電池を交換したら、一応動作したものの、操作レバーの接触/動きが悪いので分解して、接点には接点グリス、可動部にはセラミックグリスを塗布したら、まともに動作した。

送信周波数を先日紹介したCBバンドに改造されたFT-101Zで受信してみると、どちらも27.145MHzだったので、同時に2台操作は出来ない。こういうときは改造機も役にたつ。

すると、レバーが中点の状態でも電波が出ているので、電流を測定したら20mA流れていた。
これでは電源スイッチの付いていない本機では直ぐ電池が無くなる。改造して、電源スイッチとLEDを付けることにする。

取扱説明書を読むと、注意として「遊び終わったら、本体、送信機の電池を外してください。」と書かれていた。もともとの仕様なのだろうかと思ってしまう。

車体側については、1台は問題無し、もう1台がモーターは回るものの、車輪が回転しない。ギアボックスを分解すると、ピニオンの穴拡がりによる空回りと平ギアのピニオン部が磨耗していた。手持ちを見たが、ずばりの物が無いので、おもちゃ病院ドクターに問い合わせ中です。

1.平ギア 34T(外形Φ18)+10T(外形Φ6)穴径Φ2.6フリー用
2.平ギア 34T(外形Φ18)+11T(外形Φ7)穴径Φ2.6フリー用
3.ピニオン  9T(外形Φ5.4)穴径Φ2.0モーター用

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