この馬券に神が舞い降りる

だから...
もうハズレ馬券は買わない。

2回新潟2日目

2012-07-15 09:10:05 | 馬券
6月末、山本厩舎にK新聞の坪田が競馬学校の願書を携えてきた。
わざわざ白井の競馬学校まで、足を運んで貰って来てくれたのだ。
もっとも山本が言うには、本社の小田から、貰ってきたので坪田が忘れないうちに催促をしてほしいという連絡を受けて2日が経っていたらしい。
「なにもJRAなんか行かなくても、騎手として腕を磨くのであれば、こっちの方がいいとおもうがな」
坪田には、多くのレースを乗っている地方騎手の方が上だという、地方版記者としてのプライドがある。
「中央で乗るというのが、良太の夢だったんだから、大人はそれを応援してやることだけ考えればいいんだよ」

良太は山本厩舎での半年を過ごし、この厩舎の雰囲気が気に入っていた。
とはいえ、山本の言うとおり、JRAで騎手になることは良太の幼い時から夢というよりも使命のような思いだった。

願書には、家族の身長、体重まで書く必要がある。
小学校からの身長の推移は香良がずっと記しておいてくれていた。
医療関係は香良に任せておけばいい。
叔父や山本厩舎との関係を書くべきか。
学校にも学業成績証明が必要だった。
いざ願書を書きだすと、香良が母親になってくれたことは大きな意味を持った。
無職で入院をしている父が親だけの家庭と、医者をしている母がいる家庭では大きな違いだ。
月額8万7千円の授業料を納められるのか、という問題も発生してくる。

こういうことを想定して、二人が一緒になったのか。


2日続きの函館重賞。
函館記念は調教状況から以下の馬を選択しました。
コスモファントム
トランスワープ
ネヴァブション
ゴールデンハインド
メイショウクオリア
リッツィースター

丹内騎手もそろそろ重賞勝ちがあってもいいのでは、ということでハンデ頭ですがコスモファントムを本命に。
トランスワープ、メイショウクオリアを対抗に。

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