この馬券に神が舞い降りる

だから...
もうハズレ馬券は買わない。

2回東京5日目

2012-05-05 09:58:24 | 馬券
連休中、部屋の掃除をしだしたら収集がつかないことになってしまった。
仕事の書籍類は「断捨離」出来るのだが、漫画は読みだすと終わらなくなってしまう。
これらと同じだけあるのが競馬本。How-To本で馬券が中るほど世の中甘くないのだが、敗者には薬がいつの間にか麻薬になってしまい、次から次へと買ってしまう。

今の会社に入社したのが1980年。会社でトランプとかの賭け事はやっていたが、競馬をやりはじめたのは81年の春。当時、馬券本なるものを購入した、最初の1冊です。



高本公夫氏が大手出版から出した処女本になります。
竹書房から出版されたこの本は、いわば高本氏の自伝的な私小説(あくまでもフィクションですが)と重ね、馬券の読み物としては秀作です。それまで寺山修司氏の本を進められて読んでいたので、この手の本はとっつきやすかったのかもしれません。
この後で出版された「馬券革命」(廣済堂)と併せて高本氏の真髄といえるもので、私にとってのバイブルのようなもので、原点に立ち返る時には目を通します。

「サラブレット公式」は馬券を買う際の氏のルールです。
 牡馬→1戦目○ 2戦目×3戦目○
 牝馬→1戦目× 2戦目○3戦目×

これに基づき購入馬券を絞ります。
最後は馬の状態を見て、馬券購入の判断をするのですが、「木を見て森を見ず」で大切なのは「サラブレット公式」ではなく「馬を見る力」なのですが、これを読み取れないとこの本の意味はありません。

「競馬大戦争」(双葉社)やベストセラーとなった、「競馬で勝って歓喜する本」(KKベストセラーズ)と徐々に高本氏は馬券本作家として有名になり、馬券本というジャンルを確立していくという点ではこれはエポック的な本です。

生涯を通して多くの馬券本を世に出した高本氏ですが、正直この「サラブレットと話のできる男」と「馬券革命」の2冊以外に見るべきものはありません。
もともと高本氏は推理小説家志望です。
商業ベースに乗せられて、サインだとかゴロ合わせ馬券と、本格推理路線が3流推理小説に変貌して行ってしまうのですが、多くの馬券負け組が高本信者となって氏の馬券本を心待ちにしていくことになります。(私もそのひとりです)

【京都新聞杯】
社台系の馬以外では⑨メイショウカドマツ除いて勝負になりません。
素直にオッズ人気にそって馬券を購入することをお奨めします。

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