Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

京極スタンドで乾杯

2010年09月22日 | 
 「P君、お疲れさまでした。」
 お気に入りの京極スタンドに入り、ぼくは一人で「生中(生ビールの中ジョッキ)」で乾杯した。お酒というものをほとんど飲まなくなってしまった私が、一人で「生中」を注文するなんて、奇跡というほど珍しいことである。でも、そんな気分だった。勉強することの楽しさ、研究することの面白さを感じた一日だったから。
 でもね、「生中」に「日替わり定食」はちょっと多かったな。京極スタンドの日替わり定食の量とカロリーは「あやぐ食堂」並みだもの。ということで、ぼくはすっかり飲んで、食べてしまってから、反省も兼ねて、1時間たっぷり、汗をかきかき、ねっとり暑い夜の京の街を歩いたのだった。
 
 

鴨川の亀

2010年09月22日 | 
 「研究所の前の橋を渡ると教会があって、その隣りのお店に10円のコピー機があります。」とぼくは図書室の司書の説明を受けてから、貴重な本を抱えて外に出た。研究所の前には、鴨川が流れている。
 言われた通り、橋を渡ろうとすると、川の中に飛び石が作られている。図書室の本を抱えているからちょっと躊躇した。ぼんやり飛び石を見てい見ると、「亀」の形をしているものがいくつもある。鴨川の亀!
 鴨川を眺めながら、「やっぱり来てよかった」と思った。数日前、急に大阪で仕事が入ってしまい、20日に大阪から戻ったばかり。ただ、今日、22日はだいぶ前から京大の研究所で文献の調査をするつもりでチケットを買ってあったのだ。キャンセルすると相当にキャンセル代がかかるし…と思って京都に来たのだが、研究に必要なさまざまな資料を見つけることができた。本を抱えてコピー屋に往復するなんて久しぶりだ。なんだか、とても充実した時間を過ごせている。
 ところで、鴨川の亀だが、昨日のワヤンの亀のように、なんだかウミガメみたいだ。頭より、しっぽの方がかわいいので後ろからパチリ。
 「ごめんね。やっぱり、前から写りたかったよね。でも、君のしっぽは妙にチャーミングなんだよ。」