Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

Newパスポート

2014年11月06日 | 家・わたくしごと
 12月に会議でマレーシアに行くのですが、有効期間が半年を切ったことから新しいパスポートを申請して、先週、受け取りました。今度は10年有効のパスポートです。
 実は、5年にするか10年にするか悩みました。というのは、年齢とともに変わりゆくパスポートの写真にあまりいい思い出がない、いやいや思い出がない、というよりは事件にまきこまれた嫌な思い出があるからです。
 以前アムステルダムのスキポール空港で、パスポートの写真が「私」と同じかどうかイミグレーションで判別できないので、両脇を担当者に抱えられて別室で取り調べられたことがあります。同じ「自分」に決まっているじゃないですか?でもオランダ人の担当者は「これは誰だ?」と聞くのです。簡単にいえば、ダイエットしてすごく痩せたわけですね。ところが写真は太っていた、というただそれだけなわけで…。いろいろ調べられて無罪放免でしたが、しばらく犯罪者扱いでした。
 帰国してから、さすがに同じ思いはしたくないのでまだ何年か残っている10年パスポートを新しいものに取り換えようとしたら、それが簡単にできません。残り期間が長すぎるというのです。「写真が気に入らないから新しいパスポートはつくれない」ということです。まあ、考えてみれば当たり前ですね。そういう人、たくさんいると思うし。しかし、こっちも必死で食い下がり、結局、「汚損」という理由で新しいものを作ったわけです。それからパスポートはずっと5年更新を繰り返してきました。
 ところが今回、再び10年パスポートを申請。もう風船みたいに自分の顔は、大きくなったり、小さくなったりしないだろう信じて。まあ考えてみれば経済的にも10年パスポートの方がはるかにお得感ありますよね。ということで、今後、パスポート写真をめぐり、何事も事件が起きませんように…。