Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

遠州灘

2017年05月07日 | 浜松・静岡

 凧場は太平洋に面する遠州灘のすぐ側に位置しています。浜松に住んでいても車で15分も走れば到着する海に行くことは全くありませんが、この凧場に行くときだけ海を見ます。去年は凧場に行かなかったので2年ぶりの遠州灘です。
 このときにしか見ない浜松の海ですが、ぼくはこの光景が大好きです。法被を着た祭りの参加者がちょっと陣屋や凧揚げを抜け出して海岸で一服する姿、太陽がかんかん照りつける中、そんなことを気にも留めず、午前中から顔を真っ赤にしてビールを飲んでいるおじさんたち。法被を着たデート中の若者。どれもこれも絵になる光景です。
 もちろんそんな光景を盗み撮りしようとしたわけじゃないんです。ただ2年ぶりの海を眺めたかっただけなんです。


新緑と御殿屋台

2017年05月07日 | 浜松・静岡

 浜松まつりは終わりましたし、今さら祭りについて書くのもどうかな、と思いましたが、やはり印象的な写真を掲載することにします。これはアクト通りに展示(いちおう展示となっていましたが、夜の引き回しのための待機ですね)してあった御殿屋台。夜の街でみる御殿屋台は提灯に明かりがともされ、中にはお囃子連が座り、それはそれは情緒満点ですが、昼に新緑とともに見る御殿屋台もまた素敵でした。
 近くを通りかかった自転車のおじさんが、監視役の自治会のおじさんに話かけていました。
「やっぱりね、こんなものが作れるんだから浜松市は金持ちなんだね」
 それに対して法被をきたおじさんはこんな風に答えていました。
「そうなことはないですよ。浜松市が出したんじゃなくて皆でお金を出し合って作ったんだからね。」
 別に喧嘩口調なんかじゃなく、おたがい春の昼下がりのような穏やかで、とりとめもない会話かもしれませんが、新緑の風景になんとなく似合った会話でした。