Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

八宝菜~バリ6日目(その2)

2017年08月22日 | バリ

 速報ということで、昨日食べた夕食レポート。なんと同じ店で購入したチャプチャイcapcay(野菜炒め)が、八宝菜だったというただそれだけのお話。
 青菜、白菜、ニンジン、きくらげ、インゲン、ブロッコリー、鶏肉、かまぼこ  以上8種類でした。すばらしい。しかしこうして考えてみると沖縄の食堂の「味噌汁」のように手元にある具材が日替わりで入るという感じだということを実感しました。
 ちなにみに今回は贅沢して、もう一品は、鳥の肉を薄く平らにした「から揚げ」にあんかけがかかっているビスティック・アヤムbistik ayamです。ここの「あん」はしつこくなく、玉ねぎとニンジンで絶妙の味付けです。ちなみにその上にのっているのはインドネシアのお漬物、アチャルで、キュウリの酢漬けです。昨日はこうしてみるとたくさん野菜をとったことになります。
 ところでこの皿ですが、これはマイ皿です。バリで買った皿を日本に持ち帰って、また持ってきています。インドネシア生活必需品。


ANEKA電気~バリ6日目

2017年08月22日 | バリ

 バリでANEKAといえば、知る人ぞ知るバリの伝統音楽のカセット、CDのレーベル名であり、またそれを作成する会社名である。会社というのは少々大げさで、実はANEKAはタバナンの街にある小さな電気屋なのだ。この電気屋がANEKA Recordの本社なのである。
 このお店、戦後中国系インドネシア人(私の調査地ではこの店主をホキと呼んでいたが、だいぶ前に亡くなった)がつくった電気屋だったのが、1970年代初頭、カセットの普及とともに録音した伝統音楽を売る商売を始めたのだった。この店に入ると右側の壁にはカセットとCDが今でもびっちりと並べられており、店主はどのカセットにどんな曲が入っているのかがほとんどわかっているのである。
 30年前に私の留学した頃と店構えは全くといっていいほど変わっていない。この店に来るたびに思うのだが、時間の経過をほとんど感じさせない。観光化の中で変わりゆくバリを目の当たりにしながら、こんな風景に会えるとまだまだバリも捨てたもんじゃない、と思うものだ。