Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

ワヤン柄のバティックの上着

2018年08月27日 | ジャワ

   ジョグジャでワヤン柄のバティックの長袖の上着を購入「してしまった」。実は、当初は購入予定はなかったのが、S教授の強い熱意とワヤン愛がぼくの心を動かしたのだった。ちなみにS教授の購入した上着は色違いであり、彼が本当は購入したかったがサイズが合わなかったものを私が買ったわけである。ちなみに私にはぴったりである。なお、S教授のバティックはこれである。
   それにしてもジョグジャはソロにはワヤンをモティーフにした衣装やらお土産品がたくさんある。これはバリとは全く異なる点だ。つまり中部ジャワの地域のアイデンティティとワヤンは強く結びついているが、一方バリでは、ワヤンは影の芸能である。バロンやレゴンはTシャツのモティーフになってもバリのワヤンは登場しない。1980年代にバリのワヤンの従者でトゥアレンをモティーフにしたバティックを目にしたことがある。その後、それを探したのだが、見つからなかった。たぶん一時は制作したのだろうが、その後は(きっと売れずに)やめてしまったのだろう。
   さて、このワヤン柄のバティックの上着はいつ着ることにしようか?このくらいフォーマルであれば、十分に仕事着である。ちなみにこれと同じ色と大きさの服を、N先生も購入した。つまりジャワへ調査に訪れた三人の教員はみな、この衣装を持っているわけだ。なんだかチームウエアのようだ。