トリからキノコ 自然見て歩き

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自然の中が心地よい

ミノムシ

2015-02-02 | 虫類


ミノムシが枝にぶら下がっていた オオミノガらしい 
蓑の大きさは5㎝程だった 日本で最大のミノムシ
蛾や蝶の幼虫は(イモムシ)は鳥が大好物 食べられない様にオオミノガは蓑にくるまって生活している

子供の頃はミノムシはそこいらじゅうに居て 蓑を引き裂いて遊んだ覚えがある
しっかり作って有って結構破けにくい 中に赤褐色~黒褐色のイモムシが居て蠢いていた
最近はさっぱり見かけなくなったと思っていたら 中国で植木の葉を食害するミノムシを退治するため 大量に放し飼いしたオオミノガヤドリバエという寄生バエが日本へやってきて 日本のミノムシを襲っているという このヤドリバエは幼虫のミノムシが食べる葉に小さな卵を産み付ける 葉と一緒に卵を食べた幼虫は孵ったヤドリバエに体のなかから食い漁られてしまう と言うから恐ろしい
最近はヤドリバエにさらに寄生するハチが現れてミノムシの数は少し増えているらしい

春になるとミノムシは成虫になってオスは蓑から出て飛んでゆく
メスは翅が退化したウジ虫型で飛べず 蓑から出て来ない
時期になると蓑から顔を出してフェロモンを撒いてオスを呼び寄せる
うまく交尾したメスは蓑の中で卵を産みそして生涯を終える 蓑の中で孵った幼虫は 蓑から外に出て風に乗って飛ばされて 新しい場所で蓑を作りその中で過ごす