葉の形がウコギ科のチョウセンニンジン似ているのでニンジンボクと呼ばれる
クマツヅラ科の中国原産の落葉低木 3m程になる
江戸の享保年間に薬用の目的で中国から渡来した
葉は掌状複葉で小葉は3~5個
7~8月に枝先や上部の葉腋から円錐形の花序を出し1cmに満たない小さな淡紫色の花を多数つける
花冠は唇形で上唇は2裂 下唇は3裂し中央の裂片が特に大きい
果実は蒴果 倒卵形で小さくて黒く熟す
8~9月に黒く熟した果実を取り陰干しにする これが生薬名牡荊子(ぼけいし)
牡荊子を煎じて飲めば風邪や暑気あたりによる吐き気に効く