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ハコネウツギ

2021-05-25 | 樹木 草花


赤と白の2色の花があるハコネウツギ
名に反して箱根には自生種は少ないが、低地に自生している
日本固有種

スイカズラ科の沿岸地の海岸林に生育する落葉小高木 高さ5m程になる
葉は対生で、葉身は6~16cmの楕円形~広卵形
先端は鋭く尖り、基部は円形から広いくさび型で縁には細かい鋸歯がある

花は5~6月 枝先や葉腋に2~3個ずつ咲かせる
面白いことに花は初めは白色だが、次第に赤くなる 内面のほうが外面より色が濃い
花冠は3cmほどの漏斗形で上部は5裂し、花筒は上半部で急に鐘状に広がる
雄しべは5個、花筒とほぼ同長、花柱は1個で花筒から少し突き出る
果実は蒴果 3cmほどの円筒形で11月頃に熟して裂開する
中の種子は1.5mmの楕円形で翼がある