
芽吹き前の落葉広葉樹林に生え、他の植物が繁る前に地上部は姿を消してしまういわゆる春植物(スプリングエフェメラル)
芽生えてから花が咲くまで7~8年も掛ると言う気の短いのか長いのか・・不思議な花だ
ユリ科の林内に群生する多年草
種から芽生えて、1年目は細い茎だけで、2年目からは葉を1枚付ける
そのあとは毎年年々大きくなる葉を1枚だけ付け、7~8年後に大きな葉を2枚付けて花を咲かせる
鱗茎は毎年更新を重ねて、旧鱗茎の下に新鱗茎が作られる 大きさは5cm程になって意中深く潜っている
花は3~5月に咲く
20cm程の花茎を伸ばし、茎頂に1個の花を下向きにつける
花被片は6個で、淡紅紫色の披針形で5cmほど、基部近くにW字型の濃紫色の斑紋があり、上方へ強く反り返る
雄しべは、初め短いのが3個出て後に長いのが3個出る、葯は濃紫色で下垂する
雌しべの柱頭は3裂する
果実は蒴果で裂開して種子を出す、種子にはアリの好むエライオソームが付いていてアリによって運ばれる
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます